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お金の流れが変わった! (PHP新書)

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流れが変わった! (PHP新書) 大前 研一

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ホームレスマネーは、世界の資産家が銀行や政府や保険や株や、あらゆるところへ分散しているお金の総称です。

その資金は、投資効率の良い物件を求めて、世界中で唸りを上げます。

昔はケインズ政策や、開発独裁チックな政策を取る国が多く、投資先は国内砲と決まっていたのですが、

今は世界の何処へ投資しても良いということで、ホームレスという名称にしたようです。

ソロスなどの巨人投資家のもとに集まってる資金もそうだし、アメリカが世界から呼び込んで世界経済を回していたのもそういうホームレスマネーです。

ホームレスマネーは儲からないと見ると即引いて行くので、打撃を与えることがあり、

アジア通貨危機やロシアのデフォルトにみるように、タイとか一国の外貨準備では太刀打ちできません。

その性質は元はと言えば、資産運用に口を酸っぱくするようになった、

私たち自身の贅沢といえばそれまでですが、各種金融機関が、1円1銭でも儲かる方へとサービス効率を上げていった結果、その矛盾が、新興国などでさく裂します。

新興国はもちろん投資でメリットも受けていて、後進国新興国と呼ばれるようになったのは、ホームレスマネーのおかげです。

南北問題という長年のキーワードも、いつの間にか立ち消えになり、今や、富が上から下に滴り落ちる、トリクルダウンも世界レベルです。

日本では、90年代に100兆円の真水の経済対策とか騒いでいたのが、急に終息し、00年代になって外資について騒ぎ始めます。

ホームレスマネーの襲来を脅威としかとらえられなかった日本は、外資すら利用した欧米の繁栄と好対照です。

つまり話はどこかの国が小国を経済侵略しているとかいうことではなくて、お金の流れ自体が変わっているということになります。

こうした投資を呼び込まないと世の中が回らないが、呼び込むこと自体コントロールが要求されるので、アメリカや中国は、無理なことをしているようです。日本にそういう舵取りができるのかどうか。

そうした無理の結果は、たびたび世界へスキャンダルとして報道されますが、

日本人は鎖国とか言い出す始末で、大前さんもいい加減、飽きて、大橋巨泉みたいにリタイアするかもしれません。

実業家タイプが求められていると散々言われながら、彼は東京都知事の出馬もやめたようです。

これがメインで、あとはおまけでいろいろかいてあります。

実業としては、JR東日本をプッシュしています。電子マネーのスイカから駅ビル、車両のメンテナンスまでトータルで類を見ないハイレベルなメガ企業で、システムで売り出すと世界中で通用するという、鉄道システムの海外への売り込みをこの時点で書いているのは慧眼ですが、それが軒並み中国にパクられるところまで見抜かなかったのは、ナゾでした。

新興国では、扱いの難しいハイテクより、安いローテクが売れるを地で行くのか。

中国の新幹線の、導入したての頃の事故を目の当たりにしながら、東南アジア諸国は、平然と中国を選択し、家電も電車も同じでした。

JRだけでなく私鉄でも、世界中の国が市街地のスラム化に悩む中で、郊外へ沿線をひっぱって居住区の分散化に成功しているなど、その手腕の世界的ニーズは高いとか。

でもそれって、同じことを中国政府もやってるのよねん、と思いますし、華僑の力もあります。

マクロな流れを捕えるのに良いですが、本人が都議選などに落ちていることもあり、安全圏からのお囃子というかんじは否めないかもしれません。

かつてホームレスマネーは投機ということで毛嫌いされていましたが、

1、震災とか財政危機で国内の投資資金がなくなりそうです。

2、金融危機で、ホームレスマネーを呼び込むことの危険性もハッキリしたので、外資サイドもイケイケではなく、慎重になっている。

ということで、双方とも歩み寄っている感じがしますが、イギリスのEU離脱や、アメリカの極右、トランプの台頭で、またまた暗雲、どうなることか。

日本もそのうちIMFが来たら、住人1人1人が世界のホームレスマネーの持ち主に、ネットで直接日本人の意向をつたえなくてはいけないのか、それは妄想ですが。

もしそれが本当に収益性が見込めるものなら、蚊の屁よりも小さいあなたのアイデアにも、世界の誰かが金をだしてくれるかも、などと二度、妄想してシメます。

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