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大震災の後で人生について語るということ

大震災の後で人生について語るということ
大震災の後で人生について語るということ 橘 玲

講談社 2011-07-30
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日本の旧来型システムは穴だらけ。
以前から、エリートは就職するなら外資みたいなところまで来ていましたが、ついに、世界株に投資するほうが安全というフェーズ来ました。

これまで絶対安全だった、マイホーム、終身雇用、円、年金、がまずい(絶対なくなるとはいえないが、投資的にいえばまずい)、という、当たり前といえば当たり前の、予測をしています。

マイホームは、震災で文字通り音を立てて崩れましたが、確率論的に震災保険がないとなると、激安プレハブとかが流行るのでしょうか、でも冷暖房効かないし、にんともかんともです。

震災保険は、気象予測などと組み合わせつつ、世界中に営業を広げれば、成り立ったりしなのでしょうか。

終身雇用のサラリーマンは、会社に人的資本を投入して5億とる方法だったとか、身も蓋もないことが書いてあります。

雇用市場はナッシュ均衡で、つまり左側通行と、右側通行の、どっちが正しいというわけではないそうです。が、どっちかに決めないと危ないので、これといった理由もなく、どちらかに決まります。

終身雇用と、派遣とか個人がヘッドハントされて会社を渡り歩くみたいなシステムの違いは、双方が骨肉の争いを繰り広げていますが、何のことはない、そのナッシュ均衡だそうです。

つまり、右側通行と左側通行の正しさが決められないのと同じで、単純にシステムの仕様で、善悪ではない。結局、終身雇用派も、流動化派も、互いに我田引水しているだけ、などといわれると、面喰う人もいそうですが。

 

円高のときにFX取引で1億かせいだオバサンが唐突にでてきて、でも、それには意味がない、確率論的には100人に1人もそんな人はいないとか。そういう世界です。

世界株で全員が勝つというのは、、この本を読んで人に先んじた人ですら、ありえなそうなのがシビアです。

リスクをとるくらいならタンス預金で良いとか、金利は1%でいい人もかなりいそうですが、それはスルーなのでしょうか。何かのドサクサで、貨幣も変えられるとアウトなので、普遍的な換金性のある宝石類を集める、貸金庫とか流行りそうですが。ドルや新札への換金手続きも請け負ってくれれば、完璧です。

 

震災も資産運用も、倫理ではないので、ただ運と、どれだけ対策しているかどうかの1点に限られる、無慈悲な世界です。

仮に資産が無い人でも、ハリウッドで流行する2012年とかのディスアスター映画より、本書はリアルで衝撃があります。

とはいえ、一般人が忙しいのにそこまで気を回さないといけない社会もどうか。

それでスイス銀行みたいな資産家が信頼できる金融機関が、日本にはない、何故なら全ての銀行は円で、日本にしかホームベースを持たないからか。

資産家とまではいわなくても、日本の中間所得者層は、戦後のにわか成金みたいな集団で、歴史が浅いです。

ここまで書かれても、最後まで日本国債とかもちつづけて、死んでしまう人が多そうです。

もう、日本人も、昔のユダヤ人みたいに、歯やピアスに、ダイヤモンドとかレアメタルでも仕込むか。資産運用はもはや、歯科医と組む、これでは麻薬の密輸みたいです。頑張ろう日本。

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