ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

イスラム金融はなぜ強い (光文社新書)

イスラム金融はなぜ強い (光文社新書)
イスラム金融はなぜ強い (光文社新書)
光文社 2008-10-17
売り上げランキング : 263531

おすすめ平均 star
starイスラム金融をより深く知りたい方にお勧め
star現時点での最良の入門書。
starけっこうよかった

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

  

 

イスラム金融は世界中にちらばるイスラムにニーズがあり、マクドナルドの豚肉を使わない店に近い。利子をとるのはユダヤ人シャイロックのようにアコギだということでそういう行為が禁止されていて、利子のある銀行はイスラムの教義上、運営できない為です。

利子を取らないということは、イスラムの人は投資をしないのか。世界がどうなるのかはよくわからないけど、利子を取らないとイスラムみたいに停滞するのか。

庶民に資金を渡して消費経済を回さないなど、イスラムの後進性の一つですが、それが逆にリーマンショックなど金融経済の過熱へのカウンターとして注目を浴びています。

東京海上、野村、イオンなど大手金融機関が軒並み参入して、日本の大学にもイスラム金融の講座ができています。

中東以外だと、マレーシアや、香港が力をいれている、とか。

これは日本人利用者との接点がよくわかりませんが、単純に、利子をとらないなら、借りてみようかな、という人もいるのだろうか。マクドナルドで鶏肉を使っていたらヘルシーということで逆に人気が出るだろうか。

とか、素朴な疑問というか、頭からそういうものだと思っていた、銀行というシステムにツッコミをいれる、おもしろいシステムです。

イスラム教徒の多いインドネシアなんかは、利子使っているはずですが、

あくまで利子を取る金融機関を、庶民が運営してはいけない、ということなのか、だから東南アジアは華僑に牛耳られるのではないか。

あとは、無利子といえば、ノーベル賞を受賞した、グラミン銀行の隆盛があります。

サウジアラビア辺りも最近は、出稼ぎで稼いだ華僑のショッピングモールが盛況だそうです。

油田で潤いあまり働かないイスラム教国が、出稼ぎ移民として伝統的に受け入れていた、マレーシア人や、バングラ人とかは故郷の大家族へ仕送りするだけですが、華僑はそれでは済まない。

 

西側の人は、イスラム金融金融工学をあわせたサービスとか作りそうです。リーマンショックの余波で、このままネタ切れでは、商売あがったりです。

暴走するほどレバレッジの激しい金融工学と、利子を禁止するイスラム金融の折衷で、いろいろ考えてきそうです。

欧米の人は、イスラム系移民とか入れてるし、ハーフの人もたくさんいます。

イスラム諸国の人は、あまりお金を持っていないイメージがありますが、中央銀行が利子率を操作する金融政策なども無いのでしょうか。

利子が駄目ということは、中央銀行も、金融政策も、無いか。

イスラムは文化的にも制度的にも、グローバルスタンダードを相対化する目玉です。

私は女だし、ファッションや読書や書き物をするのが好きなので、そういう自由の少ないイスラム教圏には生れたくないですが、

お金を借りても、利子を払わなくていいならラクだよね、とか、男はあまり働かなくて良いからラクだよね、とか、

ホニャララにとってはラクだよね、という側面はあると思います。

 

広告を非表示にする