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株式会社という病 (文春文庫)

株式会社という病 (文春文庫)
株式会社という病 (文春文庫) 平川 克美

文藝春秋 2011-10-07
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金融エリートの稼ぐ一生に使いきれないほどのカネ、ネットでつくるつきあいきれないほとの友人、ネットにあふれる消化しきれないほどの情報、それを、良いか、悪いか、と聞かれたら、悪いよという人向けです。そういう現代社会に一石を投じています。左寄りの人の本を間違って手に取ってしまったのかも知れませんが、一応経営者の方です。

経済政策はリニューアルがかなりありますが、株式会社というシステムを変えろというのは寡聞にしてきいたことがないです。日本人(先進国人)のライフスタイル総合として、工業なら地球に埋まっているレアアースとか、サービスだったら従業員の精神とか、何かを削ってプラスマイナスがマイナスになっているとしたら、それは考え時ということかもしれません。

今現在、会社を善、傾倒に値する存在と捉えてる人はあんまりいないので、その辺がピンとこないです。それは(この本がいうように)会社は暴走するからではなくて、くだらない人間に媚びへつらわないといけないから、かもしれません。

 

また発展自体が病といえば、資本主義への反逆です。ウェブの向こう側に無限の投資機会があるというのはマユツバとか。やや引退した爺さんの、ライフサイクル仮説みたいになっています。

日本が傾いてきているから、そう感じるだけというか。ここにきて世界史で投資分野がなくなってきた気はしないです。新興国でこんな本は出ないだろう。世界が人口過剰と、科学進歩の収穫逓減期に入って、競争が激し過ぎる感じはしますが。

金を持った爺さんには分からないと思いますが、口が悪くて済みません。日本には、まだ至らないところ、直したいところはいくらでもあると思います。つまり、創造的破壊の余地があります。

人それぞれ、何を至らなさとするかの方向性が違っていて、そこで、日本だとつい和とかいってしまうために、あまり発揮できない感じもします。

高度経済成長期の日本は、会社にいろんな不純物、ゲマインシャフトというか、福利厚生とか、経済成長の夢とかを混ぜているのか。そういう軍隊組織や、スポーツチームの、アナロジーみたいな本が、よくあります。タイトルの「病」という言い方などに、そういう過剰な幻想が投影されています。

 

私は、ピンとこなかったです。日本や世界が、発展を続けるか、スローライフで止めておくか、それは、その人のライフサイクルや利権、究極的には性格かもしれないし、何ともいえません。

 

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