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教育をめぐる虚構と真実

教育をめぐる虚構と真実 (神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド)
教育をめぐる虚構と真実 (神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド)神保 哲生 宮台 真司 藤原 和博 藤田 英典 寺脇 研 内藤 朝雄 浪本 勝年 鈴木 寛

春秋社 2008-10
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この本はタイトルにたがわず、教育者のポロリというか、意図しないレベルでの生々しい話が多く、僕たちはアカっぽいことをいってるけど、エリートだからカンチガイしないでほしい、というスタンスも匂います。

古い左翼は、ゆとり=バカ量産=産業界の陰謀みたいな論法で、昔のようにきちんと詰め込み教育すべと言うそうです。

それに対してこの本のグループは、ゆとり教育で、勉強以外の評価基準をあげようと言います。

それをホワイトカラーとブルーカラーの選別ととらえるのが、昔の左翼なのか。

あまり能力別選別をしていないと思しき、アメリカの高校では、ジョックス(体育会系)がオタクをいじめたり、報復でオタクがジョックスに銃乱射したり(アメリカの事件)、クラスがギスギスするので、選別したほうが、本人たちもありがたいと思います。

だいたい、子供にとっては、学校の授業はつまらなくてスマホやテレビの方が面白いと、昔から相場が決まっています。

コマーシャリズムに負けたとか負け惜しみを言う前に、左翼は農村や工場に入って行って共に戦うスタイルを取り戻したらどうか、偏差値戦争で負けたことを、末端企業での酷使の理由にしないとか。

勉強の苦手な人を机に縛り付けてホワイトカラー用の偏差値で差別するのも、資本と日教組の結託した陰謀と思えます。

大工場は空洞化で難しいですが、自分で会社経営してみるとか。

自分は例えば体育ができませんでしたが、偏差値と同じ方式で体育を運営されたら最悪で、登校拒否かグレていたと思います。なので、詰め込みより、ゆとりに賛成で、彼らと同じで、詰め込む内容にしても歴史年号とか、どうでも良いものが多い。貴重な成長期の脳容量の浪費です。

ゆとり教育は最近バックラッシュがあるけど、地方では支持している教員が多く、現場はラクになったそうです。

概して教育熱心な人はアヤシイ人が多いというか、教育現場を地域に開くとかいうと、組合とか、つくる会、とか胡散臭い人たちが大挙して押し寄せるかもしれないと書いてあります。

昔は社会科をやらずに、勝手に共産主義を教える教師がいたとか、カリキュラムと違うことを教えて左遷されたとか、もっとひどい場合には悪気をもって入ってくることも不可能ではないとか。教員のセクハラとかもあるし。

教師の出世階段は校長がトップで、トヨタとかでいえば営業部支店長みたいなレベルだとか、ゆとり教育以前の日本は、犯罪が少ないとかで以外と海外から手本にされていたとか。実験校の校長とか、教育審議会みたいな人たちの、現場のネタが入っています。

経産省か、総務省かどこかが、コッソリキャンペーンをやって、分数ができない大学生が増えてるとかシュガー社員とか騒いで、文科省、ダメじゃんみたいに、お株を奪おうとしたとか。みなさん、子供をダシにし過ぎです。

教育に携わる人は平均的生徒よりIQが一段高く、どう子供を洗脳して金を稼ぐかみたいになってくるのは致し方がないのか。

夏の青い空のようにさわやかな本でないことは確かですが、教育現場のリアルが伝わります。

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