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仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち

世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち
世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち マーク・ベニオフ カーリー・アドラー 齊藤 英孝 

ダイヤモンド社 2008-09-05
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洋もの特有の 読みにくさがあります。

まず、本書で書かれる慈善事業の、企業サイドのメリットが分かりません。

何もしてないと資本主義の豚とかいわれて、めんどくさいので、しているとか。
穿ち過ぎですが、そういう深い世界観(起業家のビジョンとか、企業のイメージとかコマーシャルとか、社会的要請とか)みたいのはありません。とにかく、良いことをしていますとしか、書いてないので退屈です。

 

翻訳ものは、あまり腹を割りません。

本国ではもっと腹を割ったストーリーが流布しているのか、ポリティカル・コレクト(政治的正しさ)でお腹いっぱいなのかは、分からないですが。

 

アメリカだと貧困層とか教育支援とかがメインで、黒人やマイノリティーの中間管理職を3分の1以上にしている、とかいうのもありました。

確かに、黒人しかいない企業とか、全員留学生とか、そういう企業が合っても良いです、私企業なのだから。逆差別とか言われそうですが。

日本では、消費者の98パーセントが日本人なので、売れ辛いというデメリットはあるかもしれません。

 
日本のメセナには詳しくないのですが、地味にやっているところもあるかも知れません。80年代は世界的絵画を買ったり文化事業をバックアップしたり、バブリーな方向だったのですが、00年以降、格差社会の進む日本で、企業の慈善事業の流れはこれからかもしれません。

 

が、アメリカや新興国と違って、日本の低所得者層には上昇気流があまりないので、庶民にPRする価値もないと思われる可能性もありそうですが。本書の日本企業の例には、NECが載っています。NECはまだありますか。

 

富裕者層をターゲットにする証券会社などが慈善事業をしないのを思えば、やはり企業は、消費者イメージの嵩上げとか宣伝効果を見込んでいるようです。
が、そういう分析とかないので、つまらないです。
社会起業家なんかを扱うベストセラー、チェンジメーカーとかと比べると読みにくいです。