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誰がJ-POPを救えるか? マスコミが語れない業界盛衰記

誰がJ-POPを救えるか? マスコミが語れない業界盛衰記
誰がJ-POPを救えるか?  マスコミが語れない業界盛衰記 麻生 香太郎

朝日新聞出版 2013-01-22
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長年音楽業界に籍を置く音楽ライターが、インサイダー情報などを交えて書いていて、読み応えがあります。

 多くの日本のミュージシャンを擁するソニーが、IPHONE時代の音楽配信に乗り遅れたところから話が始まり、

第一章 ソニーがJ-POPを殺した

第二章 韓流がJ-POPを殺した

第三章 つんくがJ-POPを殺した

第四章 音楽著作権がJーPOPを殺した

第五章 歌番組がJ-POPを殺した

第六章 圧縮技術がJーPOPを殺した

第七章 スマホがJーPOPを殺した

第八章 世界の不況がJ-POPを殺した

第九章 マスコミがなくなる、がJ-POPを殺した

第十章 平成10年代生まれがJーPOPを救う

 

といふうに多くの戦犯が指摘されます。殺し過ぎです。

その一部は、日本の産業の沈没と重なっています。音楽の死んでいる国は、死んでいる、と誰かが言いました。嵐やAKB48とKPOPなど、芸(歌や踊り)は要らない、握手できることが大事、みたいな変なニーズを喚起していることもあると思う。

どれもファンクラブによる組織票です。つまり一般人はもうブームを作れない。作らない。

サビしか聞かず、早送りされてしまうユーチューブ時代に、マトモな音楽が作れるか。 

 

最早、20世紀まで進化してきた、コードやアレンジ自体の進化があまりなくて、最近のモノはコピペで成り立っているみたいなことはよく言われます。そういう、洋楽も死んでいる。というのはアマゾンにもあるツッコミです。が、日本業界自体も死んでいるというのがこの本の指摘です。

 

私は洋楽しか聞かないので、大変参考になりました。洋楽は、仮に歌詞がヘボくても、英語ネイティブではないので、注意深く聞いていなければ、気が付かない、という利点があるのですが、楽曲も洋楽のほうがまだマシです。邦楽ファンの人、すみません。

 

全盛期というのが、何年を指しているのかはよくわからない。文化の引き継ぎをしよう、といいながら、マイケルジャクソンのPVを知らない世代が音楽を救うだろう、というオチは唐突でした。ダンスなしの歌を称揚したいのか。

 

何か新しいブレークスルーみたいのがあればよくわからないけど。ロックやジャズがでてきたときは唐突だったのか。まさに時代と寝たし、今でも根強い人気があります。でも初音ミクとか、自分はハマってないから、わからなかったです。カラオケで歌本を見ると、ものすごくたくさんの曲が入っていて、人気があるのだと思いますが。