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人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか

人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか
人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか 水野 和夫

日本経済新聞出版社 2007-03
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05年に最も売れたビジネス書とありますが、

アベノミクスで利子率をどのこうのしようという奇策はこのベストセラーから出たのか、どこからでたのか。

利子率をマイナスにしてお金を回そうとか、日本以外のところからも聞こえることがあります。

16世紀辺りから資料が読み込まれていき、21世紀初頭のグローバリズムは、ルネサンスに次ぐシステム変革とか。

借金大国アメリカが世界中の貯蓄を集めて世界経済をまわすようになり、これは新世界から略奪してきた金銀で経済が沸いたのと同じ、新帝国主義がはじまったという見立てです。

国際的な大企業しか儲からない二極化が起き、ドメスティックな企業は負け組みに転落し、将来不安の解消できない景気回復=小泉時代が訪れました。

原因の1つに、かつての先進国は不況になるとすぐケインズをしていたのですが、経済圏がグローバルになったので、一国で公共投資をやっても効かなくなってきたということです。

大きな物語の終焉とは、レーガンサッチャー、文型でいうポストモダンで、日本型の国は近代国家として成功しすぎたために脱皮に失敗したようです。近代国家とは一国単位で公共事業などをやって経済をけん引していく20世紀型の国家市場主義のことのようです。


利子率が一番低下した国が一番発展した国ということになるようです、該当するのは16世紀のベネチアから、オランダ、イギリス、20世紀のアメリカ、現在の日本、21世紀の新興国

没落するときに土地バブルと崩壊、実質賃金の低下がおこり、イタリアであまった金がスペインに流れ込んだように、21世紀には日本からブリックスに流れ込むそうです。投資効率からすれば自明のことですが。

アメリカのリーマンショックは土地バブルの崩壊に相当するのか、不動産王トランプさんに票が集まるのはどういうことか(2016年8月加筆)。

IT革命をおこしたのも金融革命をおこしたのもアメリカですが、ヘゲモニーを握ったアメリカの内政干渉は帝国化に伴う必然であり、911以降のテロ対策もこうした動きと関連するということでした。