ちきうアネクドート

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レ・ミゼラブル

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レ・ミゼラブルは、貧しいジャンバルジャンが世話になった教会で銀の食器を盗むが、牧師に、イヤア差し上げたんですよ、といわれ、官憲からの逮捕を逃れ、回心して生きていく、というのが有名ですが、まだ続きがあり、続きも強烈でした。

囚人のジャン・バルジャンは、そこから市長にまでのし上がりますが、彼の顔に見覚えのある警察所長に追い回されています。

成り上がりの市長が前科を隠したくて、こんなことはいくらでもある新興国だと賄賂を渡して終わりに違いない局面ですが、フランスという現代法の元祖は違います。

賄賂が蔓延ったら元の階級社会に戻ってしまうし、新生フランスのメンツに賭けて法律は守らないといけない。

その覚悟に心を打たれますが、しかしこれは厳しいです。

当時のフランスは、貧しくてまともに生きていけない人たちに、子供の為にパン1斤盗んだだけでも法は法で、厳しく処罰されて、一生日陰者です。そんな赤貧の人たちに鵜の目鷹の目の、警察署長(ラッセルクロウ)はもはや悪役とも良役ともつかず、迫力満点です。

学校の世界史や倫理で習う、ルソーとか万人の万人にたいする戦いとか、世界の法律の原典になっているフランス本家の、迫力があります。

当時のフランスは社会資本がまだ貧しく、盗賊や娼婦に身を落とさないと生きていけない人も多くいて、途中で人がかなり死にます。

そうした犠牲を積み上げた上で、クライマックスの革命のシーンは涙なしには見れないか。民衆の熱い思いが伝わります。

各家から家具を出してきて辻をバリケードにしたり、今では権力サイドの重火器が発達しすぎて、もはや不可能な戦い方ですが。

公正な社会環境を自分たちの手で切り開いてきたフランスの市民、日ごろから何故あんなに態度がデカいのか、少しわかったような気になります。

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