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どうで死ぬ身の一踊り

どうで死ぬ身の一踊り (新潮文庫)
どうで死ぬ身の一踊り (新潮文庫) 西村 賢太

新潮社 2012-09-28
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序盤は亡くなった作家の墓を部屋に作ったりして、古風で端正な文章が続き、いかにも日本文学の正統な後継者です。

第二部に入ると親が強盗と強姦で捕まったとか書いてあり、今時珍しい、出自が在日とか部落とか天皇の家系とか、本当だとしたら因果です。

が、それはとくに引っ張らないので嘘かもしれません。

皇族といえば、愛子さまにヒマつぶしに一作くらい書いてほしいのですが、それはどうでもいいです。

彼女に手を出して逃げられた話などがそのまま書いてあり、性器丸出しにしてもOKな人徳者、西村賢太とアマゾンには書いてありました。

DVはよくないと思いますが、不思議と女性でも不快感を抱かないような書き方で、変な人徳があります。

こんなふうにDVを暴露しても、西村先生抱いてーなどと寄ってくる女がけっこういるのか。

イケメンがストーカーや振られた逆恨みなどを恐れて生きていたり、名刺に立派な肩書の並ぶ人々が、電車の中で女性に手を触れないように細心の注意を払っているのを思うと、究極のフリーといえないこともありません。

芥川賞受賞のときに、選考委員の石原慎太郎に対して、もういいでしょう、くだらないとか言ってのけた人で、どういう文脈でのアクションなのかよくわかりませんが、リア充のサル山の中でも頂点に位置するように見えます。モノは言いようですが。

そういう私小説という無法地帯が存在するらしく、フェミニストも土足で踏み込めない、古風な趣です。文章うまいので別にいいんですが。

私はモテないフリをして地味にモテている男の生態系などはどうでもいいのですが、他人にとってどうでもいいことを読ませる筆力はさすがです。

 

 

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