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少女のための秘密の聖書

少女のための秘密の聖書
少女のための秘密の聖書 鹿島田 真希

新潮社 2014-12-22
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あんまり真面目に考えた一冊じゃないような気がします、ヤッツケの臭い。

例えば日本人がネイティブジャパニーズなように、

彼女は元々、ネイティブクリスチャンで、キリスト教には愛憎半ばするのではないか。違ったら申し訳ないですが。

例えば、主人公の少女が、二の腕を触ってセクハラをしてくる義父と、いい年をして女の子っぽさをふりまく母親との毎日から逃れて、賃貸しをしている不潔なお兄さんのところへ、聖書の話を聞きに行きます。

または、乱暴だけど善良な男の子と仲良くなり、友情を築く、既存の価値観への反抗の臭い。

聖書でカウンターカルチャーとか倒錯しています。

風俗誌の綴じ込みグラビアを切ろうとしたら、聖書が出てきたみたいなマジックレアリズムとか面白いですが。少女の倒錯が必ずしも聖書の世界とはリンクしていないのは、聖書のわけわからなさ、オチのなさを、そのままパクったのだろうか。

この倒錯した少女の境遇がどうなるのか気になって、先の方まで読んでしまいましたが、後は野となれ山と慣れな結末でした。お母さんがパンツ泥棒で捕まり、孤児院にはいるというオチです、なんでやねん。

鹿島田真希は性を不浄視する作品が多いですが、聖書にもそういう気配はあるかもしれません。放牧は養える人口が多くなくて当時は出産制限をしていたようなので、その影響でセックスを不浄視した聖書の世界は少し出ているような気がします。

聖書の翻訳部分はひどい、あまり面白くないところをダラダラと引用します。筆者は、その面白くなさが魅力というのですが、なこたない。

 

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