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キングダム・オブ・ヘブン

キングダム・オブ・ヘブン(ディレクターズ・カット) [Blu-ray]
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天国の王国、誰の領土でもないエルサレムは、聖地を巡って血で血を洗う争いを繰り広げる昨今からすると魅力的な概念です。

当時のイスラエルの王は寛大で、イスラム教徒とキリスト教徒とユダヤ教徒の巡礼者のすべてを受け入れます。

イスラエル王はらい病の為に銀仮面をかぶって少しふらついているのですが、1つ1つの所作などに迫力がありカリスマ性が漂います。

しかし映画は、イスラム帝国サラディンと十字軍は頻繁に諍いをおこし、イスラエルの領土を互いにわがものにしようとする為、王の死後にはついに戦になります。

主役はあくまでヨーロッパの人で、彼が寒村にいたときの鍛冶の技術を生かして戦闘を指揮していくのはご愛嬌か、工業生産で中東を制した歴史をなぞっているのか。

序盤に主人公の住んでいたヨーロッパの寒村が映りますが、それと比べて中盤に赴く三大宗教の聖地になっているイスラエルの賑わいぶりが、リドリースコットの芸術性と相まって豪華絢爛です。

異教の地で宗派の威光を示すために礼装している十字軍やイスラム教徒の衣装が鮮やかで、イスラエルは毎日がサンバカーニバルとかパーティーのようになっています。

十字軍は宗教的狂信というよりは、毎日農作業とかで食えないしヒマなので、都会に旗揚げに行った感じなのかもしれません。行動がヤンキーなどに似ています。

ヨーロッパの暗さとイスラエルの華やかさのコントラストはすごいです。今はイスラムやアフリカの人が仕事や良い暮らしを夢見て欧米へ渡りますが、当時は逆だったことが窺えます。この10世紀頃は、あのISなどが理想とする頃ですが、それが良くわかりました。彼らはエルサレムを独占するつもりだろうから、カリフを名乗る資格はなさそうですが。ISは領土拡大の前衛だけ勤めて、そのあと違う人に委譲するつもりなのか。しかし、西洋は認めないだろうし、カオスです。

エルサレムは、国連管轄地とかにならないんですか、先生、と思うのですが。

それか、甲子園の負けたチームが土を持ち帰ったりするように、砂だけ持って帰って、聖地を自分のところへ分譲したりするのは駄目なのだろうか。昔の聖人の死体が掘り返されて、世界中の教会にあるという話ですが、キリストの指とか。

イスラエルは先進国で、アラブ人の巡礼とか認めていると思うのですが、アラブ人の方も金払って行くのは腹立たしいのでしょうか。じゃあ逆に、巡礼に行ったアラブ人が金を貰えるシステムにするとか、土地貸し料金として。聖地じゃなくて、ただの乞食の集積地になってしまうか。どうでもいいことを書いてすみませんでした。

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