ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

メトロマニラ 世界で最も危険な街

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マニラの3億円事件のようなものか。大金が忽然と消えます。

バンやトランクで運ぶような大金は、日本だと銀行がメインに扱いますが、マニラのカネを運ぶ仕事は、金持ちが個人で専門業者へ依頼します。

顧客が少ないのか、銀行とかあまりないようです。

あるところには金が唸るほどあり、あるところには全く枯渇しています。

金を失いたくない人々が貯め込むので、ますます金はひとところへ留まるようになり、ますます人々に行き渡らなくなります。

経済政策の機能しない途上国の現実です。農業や工場で働いている人もいると思いますが、そこが破たんしてしまえばスラムへ叩きだされます。

そんな格差社会の、危険と矛盾が集中する、警備員の仕事に、農業で食い詰めて田舎から出てきた、貧しい一家のお父さんが就くことになります。

彼は奥さんどころか、9歳の娘までゴーゴーバーのようなところで働かされそうになり、まさにギリギリです。

金を取り扱っているだけに、キナ臭い話はしょっちゅうで、そこを清濁併せのむ上司のブッダさんなど、メンバーもいろいろです。

上昇可能性の無い国の現実には打ちのめされます。政治家とかなんとかしろと思いましたが、なんとかするどころか、ロコツなバラマキ政治の為、彼らの、カネを運ぶ仕事は、選挙期間中が一番忙しいようです。

登場人物は性根の悪い人は誰もいないのに、途上国の根本的にダメなところが出ていて切ないです。まともに働いて報われなければ、犯罪で稼ぐしかありません。

当時はまだフィリピン映画が邦訳されるのは珍しかったですが、良いと思います。

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