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住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社+α新書)
住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社+α新書) 川口 マーン 惠美

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ドイツ人は遊び過ぎるからむしろ疲れるとか、日本人は過労と言われるが、お風呂に入って疲れを落とすから疲れないとか(無い無い)、ドイツのリベラルを叩きます。EUのぶっちぎり優等生なのに、これ以上働いたら、他の国がリアルでお怒りではないのか。

また日本人が労働条件を悪くしたとか、日本車バッシングのときみたいになりそうだし、微妙な感じです。

インドから大女優が来てカースト制度は素晴らしい、とかいったらどうなるのか。

ドイツの右翼が、どういうものか知らないのですが、移民を追い出し、ドイツ独立を目指すのか。

 

 冒頭から、尖閣ツアーに参加して、台湾の漁船と追いかけっこしたり、レポートするなど、バリ右翼で、桜井よし子ふうです。

もし日本の右翼が境界線争いが好きなら、国境の紛争地区などに、彼らが住むための補助金などを出せばいいと私も思ったことがあるけど、

そういうことが実行されないということは、現実的には無理なので、

彼女が大陸では入植による実効支配がモノを言った、などと無邪気に言うことは、ポリシーロンダリング的にはどういう意味合いがあるのか。


アルザスの「最後の授業」は、フランスの美談になっているけど、元はドイツ領で

日本が教科書に採用して有名になったのは、日韓併合の影響だとか。

中欧は昔からポーランド消滅など境界争いの多い土地だが、ドイツは、ドイツ人の多いポーランドの一部をドイツ領土と主張し続け、教科書にもそう書いてあり、それを引込めたのは、1970年代になってからだとか。

 

かの地では、無力な市民に襲いかかった略奪や凌辱をいちいち訴えずに水に流しているし、こういう地政学的に遅れた話を持ち出して自国民を死地に追いやる、戦前から続く保守の共通した欺瞞という感じがしました。

 

フクシマショックで原発廃止をしたドイツの電力料金は高騰して、

ドイツ周辺の東欧諸国が原発を建ててドイツに電力を売ろうとしているなど、逆に危険じゃないかとか。

ヨーロッパの電力は、互いに融通しあう形なので、天候の加減で自然エネルギー発電が上手くいかないと、電力料金がハネあがったり、隣国からおすそ分けしてもらったりするらしいですが。

ドイツの海は浅いので風車が海の上にもたくさん立っているが、海底の高低差が険しい日本の海では無理だとか。

ドイツは元々、東西冷戦のど真ん中で核の恐怖が強く、再生可能エネルギー戦略は、1990年頃からあるとか。

 

それが急展開して、あるかどうかも分からない尖閣周辺のメタンハイトレードの話になだれ込んでいくのは唖然でした。

ドイツの反原発ドリームと自然エネルギー投資、メタンハイトレード、どちらもしばらく投資してみないと分からない、砂上の楼閣なことに変わりはないし。

 

ドイツは子供の頃から作文などをペンで書かせるので、失敗は許されないというか、そうすると本音は抑え込まないといけないので、だからフロイトヒトラーが出てきたのかとも思いました。

入試や数学も、討論がメインで、議論の間ずっと黙っていて、後から俺はこう思っていたとかいう日本人は負け犬だとか、グローバルスタンダードなことが書いてあります。

日本の就活はかくし芸大会とか書いてあります。


総じて、日本のエリートの非効率を忠告しているところは良いし、貴重な情報がたくさん詰まっていますが、ヨーロッパの労働協定をボロクソにけなし、とりあえず、デビ婦人臭い一冊です。

 

 

 

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