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十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争

十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争
十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争 峯村 健司

小学館 2015-02-26
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中国の要人は愛人などに汚職をさせて海外へ逃がすそうですが、冒頭でそのアメリカの愛人村を取材し、習均平の娘を探してハーバードに突撃します。

日本の政治家の息子とかいちいちパパラッチされないのと比べたら、独裁国家の子弟は大変そうです。

習均平が失脚させたライバルで亡命中の、同じハーバードのイケメン息子とか思いっきり写真を載せているのですが、身辺とか大丈夫なのか。

彼は父親が失脚以降、(留学先の人たちと華やかに交流していた)フェイスブックが止まっているとか、生々しいことが書いてあります。

汚職が積みあがっていた、そのライバル(イケメン息子の父親)がアメリカ大使館に逃げ込んで亡命しようとしたら、

敵対派閥のボスが軍と警察を出動させて、共産党最大の危機とか書いてありました。天安門事件林彪事件ほど報道されなかったですが。

そういう共産党消滅の危機を押えた反動で、習均平はかなり力を持っているそうですが。

権力が集中しすぎて誰ともバランスしてないので、何かあった時のリスクが大きいと書いてあります。


中国人は中華街などを形成してつるむと言われていますが、幹部の愛人村、子弟村は、互いが互いの汚職のネタなどをにぎりあってるので、あんまり仲良くないような雰囲気で

現地の北米の周辺住民から見ると、中華料理か何かが臭いので追放運動とか起きるそうで、苦労して手に入れた地上の楽園にしては微妙な感じでした。


あとは、中国国内の誰が地方の技師上がりとか、石油会社の社長だったとか、

誰と誰が紅二代で親が下放された者同士で仲が良いとか、マニアックなことが書いてあり、

共産党員は日本の税務署のようにグルグルまわされて地方で得点を上げて頂点に上がっていくことが多いようで、

竹のカーテンの向こうの中国の政治の雰囲気が掴めます。中国で商売をする予定がある人などに、それなりに、人気があるようです。

国史などを見ると、地方の軍閥が決起しないように中央から官吏を派遣するとかその代わり、官吏は地方のビジネスに賄賂をばらまいて閥を作って中央へ食い込んでいくとか、

庶民そっちのけで、黒い金を撒いて派閥を作らないと生存できないというシステムが、いつまで続くかよくわかりません。

反日教育をしている当の中国の指導者にとってナショナリズムはネタで、

天皇と習の会見では、中国で報道されると困るので、カメラに映らない位置でしっかり天皇にお辞儀をしたとか、江沢民反日もあくまで政争の具で、あまり真に受けないほうが良い感じもします。

中国人の1人1人が反日感情を持っていたら、危ないし、困りますが、

下手に反日教育にくちばしを挟むと、自らの軍に人民解放軍と名付け、日本軍を大陸から追い出したことに正統性を求めている共産党の政権転覆につながってしまうので、ややこしいです。

先進国サイドが世界的監視網を持っているので、途上国の民主化運動とか、汚職政治家のスキャンダルを暴くネット市民の人肉検索とかは、ある程度は先進国の差し金らしいですが、

どこまで把握しているのか知らないけど、収穫率の良いところに監視するスポットを限らないと金と人員が足りないかもしれません。

権力ゲームを繰り広げる彼らですが、ソ連で言うゴルバチョフが現れて、共産党自体が崩壊するのが恐怖らしいです。

なので、汚職で失脚するのは成り上がりばかりで、そこへ行くと紅二代(親が共産党幹部の二世)は革命への忠誠心があり、互いにつるむと書いてあります。

この首の飛びやすい構造において、誰にベットするかは大事で、中国と関わり合いになる人は必読かもしれません。以前、プロ野球選手名鑑というのがありましたが、地方汚職大全、なんてのもできそうです。

紳士録とまではとてもいかないですが、日本の紳士録は詐欺に利用されていたそうですが。

中国でも、人肉検索などを避ける為に、長者番付があるが、本当のことを書くと、危険なので嘘が混じっているとか、でも、さんざん他人の汚職を上げつらい、清流派を気取る習近平の蓄財が、パナマ文書でバラされていたので笑いました。誰がバラしたのかな?

そのうち小沢一郎みたいにクビが飛んだりとか、黒幕は誰なのねんのねんのねんです。