ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

1997年―世界を変えた金融危機

1997年―世界を変えた金融危機
1997年―世界を変えた金融危機 竹森俊平

朝日新聞出版 2007-10-30
売り上げランキング : 15461


Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

 

 


彼は話が長いタイプで、期待していたほどのことは書いていないのだが、かといって類書もないし。

1997年のアジア通貨危機はどう世界を変えたのか。

1997年のショックで東アジア諸国が保険にドル準備高を増やしたので、それ以降、ますますアメリカに資金が集まり、リーマンショックで暴発したようです。共産主義が倒れた1990年以降、世界経済には参加者が増えていたようですが、アメリカは他の国と比べると、透明性の高い市場とみなされて資金が集まったようです。


国際的通貨危機が人々の暮らしに影を落とす景気後退につながるというのは分かりにくく、投票行動を経ないことが多い。

例えば、一国の通貨を発行する中央銀行は独立性を持って通貨供給量をコントロールしています。

1994年のメキシコ危機はアメリカに逆流するということで、議会を通さずに資金を出して収拾したようです。


そして、日本の1997年は、住専処理で失敗して市場のマインドが冷え込み、日本のケースでは、敵は国際投資基金ではなく旧態依然とした組織がリスクそのものだったと書いてありますが、

では他のタイプの組織ならリスクではないのか?など詳しいことが書いていないので分かりにくいです、例えばアメリカの組織の有利な点はすぐリストラできるところでしょうか。

 


保険など、確率統計で処理できるのがリスクで、起業の成功する確率など、分からないのが、ナイトの不確実性と書いてあります。金融危機やバブルはナイトの不確実性です。ホワイト・ナイト(白い騎士)などのナイトではなく、その現象を指摘した学者さんの名前です。

ナイトの確実性下では、人々が委縮してモラルハザードがおこることがありますが、一般には、冒険心の強い起業家が過剰なリスクを取ることで、世の中を良い方向へ導きます。

ブッシュの行動パターンは起業家で、投資を推奨し、深く考えずに他国の領土を踏み荒らす、元石油会社の役員らしいカウボーイといえばカウボーイと書いてあります。

侵略の経済効果というのは、イメージ悪いから表立っては言われないと思いますが、シンクタンクとか裏では統計あるのか、わかりません、最新の武器を投入し、一方で損失は他国のことだから計上する必要がないし。


ナイトの同僚だった、かつてのアメリカの経済学のドン、フリードマンは不確実性などないという立場で、金融政策でコントロールすればよいと、シカゴ学派を牛耳っていったとか。

イノベーションは不確実性で、例えば同じ製品を作っていれば不確実性がないというが、市場は飽和するから、そういう仮定も現実的でないし、

経済学のできた19世紀、20世紀はイノベーションの最中だし、どういう生態系を想定して作ったのかわかりにくいです。

今のところ、バブルを処理する確実な経済学というのはないようです。

 

 

ところで、バブル崩壊説が頻繁に流れる、中国に対して、そういう武器はあるのか?

中国のバブルが崩壊したら、IMFのお世話になるのか、それとも、GDP世界2位の中国は、IMFの手におえないのか。

バブルがはじけても、90年代の日本と同じで財政は潤沢なのか。

 

広告を非表示にする