ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

マネーロンダリング・ビジネス

マネーロンダリング・ビジネス
マネーロンダリング・ビジネス 志摩 峻

ダイヤモンド社 2009-03-05
売り上げランキング : 58638


Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

 

労働者の黒人が、トイレで現場監督の白人とすれ違って、いちいち手なんか洗うなよ、とか言われて、いや、洗えよ白豚、とか。ウルフオブヲールストリートのゴリラの真似とかが気に入ったら良いです。マイケルルイスとかより良いです。

 

 弁護士の就職偏差値で72:外資、38:ヤクザ弁護士とかいうのがありますが、派遣労働者の保険がマネロンに使われます。日本だと社労士とかがいたような気がしますが、これは医療保険と同じくアメリカでは民営化されていて、関連人物の柄は悪いです。

 

日本の大手損保がアメリカの小さな保険会社を買収して現地のエキスパートに任せていたら、ハリケーンカトリーナなどを口実にしていつまでも赤字続きでラチがあかないので、主人公(日本人)が切込み行きます。

日本企業ごときに買収されてスネているのか、海千山千の使い込みエリートたちは一筋縄ではいきませんが、主人公は少しづつ彼らに「男」と認められて、現地の情報を集めていきます。

現地の出世競争でパージされた人など、いろいろな人が近づいてきて、汚職の構図が見えてきます。

 

で、主人公の保険マンが、利益がどこかに消えているので、扱っている自動車会社の派遣の雇用保険を調べていたら、日本の自動車会社の事故隠しが発覚してきたりします。

 
北米のシカゴとかデトロイトが衰えて旧来のマフィアが衰えたそうで、アトランタの港湾地区ではコロンビアマフィアなどが蔓延り、自動車会社とマフィアが関連するのがすごいです。

 

また、主人公の白人の恋人がニュースキャスターで、アメリカでも派遣労働者の多重ピンハネのようなことがあって、日本でも家族型経営が崩壊してモラルハザードだとか報道されたりとか、

そういう裏事情を暴こうと彼女たちのマスコミが、取材に行くのですが、日本人の社長が良い人過ぎてスケープゴードにしにくいので、

黒幕らしいヤクザ絡みの地元の人材派遣会社に行かざるを得なくなります。

 

そこは従業員への保障をケチっていて、主人公たちの保険会社に保険を請求しないので黒字すぎて逆に怪しくないですか?とかいうのですが、

それが実は、マフィアのマネロンに利用されていたとかいうことになります。

調べてみると、再保険のスキームを使ってタックスヘイブンで操作をしているが、ゲストハウスを買って日本の本社の社長が接待されているとか、汚職の手が日本にまで広がっていることが分かってきて、主人公の立場も微妙になってきます。

 

ビック3が衰えて白人マフィアが減って、バックに本国の軍隊を要するコロンビアマフィアが跋扈している中で、湾岸地区に出回る薬物の量をコントロールしようという善玉のコロンビアマフィアが

ケイマンに調査に飛んだ主人公の味方してくれて、汚職サイドの刺客を射殺してくれたりとか、

悪徳工場に隠してある粉のことを匿名の人がタレこんだりとか、展開はかなり都合がいいし、日本がコロンビアとコンタクト取れるとは思えないし、アメリカさんも日本人にそこまで優しくないよねっていう感じはしますが、

パラリーガルの労働者が会社の不正を見抜いたりとか、格好良いです。

 

広告を非表示にする