ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

レギオンの花嫁

レギオンの花嫁
レギオンの花嫁 鹿島田 真希

河出書房新社 2000-03
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いろいろ前衛派向けです。

アマゾンには聖書と書かれていますが、多分複数の神話などを参照したと思われます。

主は言われた、とか、語り口も変だし、

内容も、人々を襲う気まぐれな天変地異や過酷な植民地支配などを劇画化したようで、

話の進む方向もかなり突飛です。

そういうシュールな方向性を突き詰めた感じです。


とりあえず原始的な世界で、ある家族が流れる砂漠のような小さな世界を支配しています。

ある日末弟が女の子を拾って「まりん」と名付け、言葉を教えます。「お前は俺ではないものを、まりんという」とか、原始人風の会話をします。

末弟は、頭が弱く、ただのアホなのですが、外から見ている老婆なのか神なのかよくわからない人がものものしく語るのがおかしいです。

文学に詳しい人なら語りの輻輳化がどうのとかいいそうですが、それすらネタにされそうな無意味な内容です。

まりんは、レギオンの花嫁で無限の膣を持つものとされ、どんなに手ひどく扱っても頑丈です。

上の兄弟が偉く、下の兄弟はバカであるとか、12号室の住人とか、よくわからない魅惑の設定が気になります。

主人公の末弟に「お前」と呼び掛けているナレーションも結局何だったのかは最後までわかりません。

全てはヨ定に定められている、とか。文体とか格好いいです。

だから何というわけでもなさそうなので、無意味系が苦手な人にはオススメできません。

聖書や仏典などは、後世の頭の良い人たちから陳腐とか飽きたとか言われないように、かなり工夫したと思いますが、そういう知恵があります。

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