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テロリストが夢見た桜

テロリストが夢見た桜 (小学館文庫)
テロリストが夢見た桜 (小学館文庫) 大石 直紀

小学館 2006-03-07
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中東情勢に絡んだ本格スパイ小説の第二弾ですが、アメコミ映画のウルバリンのように新幹線テロが主眼です。新幹線大爆発とか、新幹線モノにハズレはないか。

アラブ系のテロリストと元労組の過激派が組んで、新幹線を乗っ取り、乗客の解放と引き換えに、日本の治安当局に捕まっていたアラブの大物テロリストとパウエルとの討論を要求します。パウエルは多分、911のときのアメリカの国務長官です。

 

家族で出かけた時にあったカツアゲで土下座して以来、子供に弱虫と罵られている車掌さんが、気合を入れてテロに対処していきます。乗り合わせた乗客にはヤーさんなどもいて、キャラが立っていて素朴で良いと思います。

 

テロリストとパウエルの討論の不毛さには笑いました、ここもっと盛り上がると思っていたのに、まあそうですよねというような内容です、リアルです。パウエルごときに何を期待していたのかと、テロリストのケツの青さが悲しいです。

 

とりあえずこれはパレスチナ寄りです。

いつもイスラエル側の作戦は明らかにされないので、書こうと思っても書けなそうな感じもしますが。それはそれできっと、プロフェッショナリズムに溢れて忍者のように格好良いのでしょうが。

後書きにある、こんな小説がゴミ箱行き寸前だったというのは惜しい話です。

田中宇とか佐藤優とか池上パパとか読んでいる人にはジャストミートです。

現在の日本はアメリカとの連携を強めて右傾化しているので、日本もこのようにイスラムテロに巻き込まれる確率が上がっています。

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