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悲しき熱帯

 

悲しき熱帯 (角川文庫 (5803))
悲しき熱帯 (角川文庫 (5803)) 村上 龍

角川書店 1984-09
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観光客が南国の未開地の筏のツアーに行き、飛沫がインド人の少女の尖った鼻にかかる、まだヴォイスはインド人と寝たことはない。とか、

アメリカ人はブタの交尾を知らない、ヒラヒラ千枚切りになってスーパーに置いてあると思っている。

途上国の蛮族って素敵、エロティックなかんじですが、しかしテーマが悲しいかな、悲しき熱帯です。

何か昔原宿駅前とかで売っていたクリスチャンラッセンとか、技術は上手いんだけどしょうもない。

だいたいブタの交尾を知らない、とかいうのがオシャレだった時代があるんで、今だと教室でブタを飼って屠殺する時代です。

2人とも地頭良いので次々に新作を作って時代を先導しましたが、バブル期には、みんな揃って地雷を踏んでいましたという例か。デキの良い人に限って踏む地雷、そんなものが世の中にはありそうですが。

レヴィストロースの悲しき熱帯の変奏にしてはどうなのか。彼はカイヨワとか洋作家の意訳上手いですが、バブルが終わってから書くべきだったかもしれません。

 

米軍基地の町に育った初期の村上龍には、戦後のどうしようもない土着性の呪縛があるのかないのか。

それを野放図にグローバルに拡大しすぎて、俺のところは土着だから、お前のところも土着、と土足で踏みにいった感じ。

限りなく透明に近いブルーみたいな俺の経験で書いているほうが良いし、だったら取材とかいったほうがいいだろう。そういう批判があって後年取材とかにいくようになったのかもしれないけど。

基地の街みたいなものは、どのくらい日本なのか、沖縄のポジションとか、9条の扱いとか日本人もつかみかねているところがあるけれど。

このグローバリズム、グーグルアップルバージョンみたいのをいつか書いてくれるのか。全然その辺にノータッチなのは、文体があわないからか。

彼のような単独行動派は、行動ターゲティング広告とか、空気読むとかいうことはどうでもよくて、空気興味ない、ネットも興味ない、広告は捨てる、コーヒーのCMに出ない。

で、ただひたすら身体に直接くわえられる暴力に興味があるのか、何なんだろう、どうでもいいか。毎回書いてますが、とにかく文章は上手いです。

 

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