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平凡パンチの三島由紀夫

平凡パンチの三島由紀夫 (新潮文庫)
平凡パンチの三島由紀夫 (新潮文庫) 椎根 和

新潮社 2009-09-29
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当時の人向けか、三島の自殺をライブで知らない人が読んでもわからない内容でした。

中年になってからボディビルを始めた三島は、戦時中の少年時代に体が虚弱で徴兵されなかったことが心残りで自殺したと書いてありますが、

どの時代に生まれても、何か理屈をつけて死んでいたかもしれません。

彼の自殺は彼の個人史的な理由で、時代とのリンクはあまり見つからず、

当時の知識人たちも、論壇で彼の自衛隊での割腹自殺をネタにしようにも、ネタにしようがなかったことが書いてあります。自衛隊でもあまり盛り上がらなかったというか、しらけていたそうですが、基地の外のギャラリーも困惑したようです。

文芸でデビューした三島ですが、物書きをしつつ当時勃興していた映画やテレビ文化のほうにも大いに足を突っ込み、今でいうとビートたけしとか村上龍みたいな感じなのか。今の人の中にも、死期を悟ったら、三島みたいな死に方をする人がいるのかどうか。

並み居る有名人の中で、普段から行状がおかしな人もたくさんいましたが、彼だけが何故あんな突拍子もない死に方をしたのかは、藪の中です。人間はよくわからない。

 

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