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消費者金融―誰もが驚く裏オモテ

消費者金融―誰もが驚く裏オモテ
消費者金融―誰もが驚く裏オモテ 井上 トシユキ

文藝春秋 2003-02
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銀行の闇ビジネスか、本業よりサラ金が儲かる時期があったというのは衝撃というか、まさに貧困ビジネスです。下流社会の面目躍如、いや面目丸つぶれか。

タイトルがこんなんですが、多重債務者の行方とか生々しいのがよければ、宝島シリーズとかで、もっとすごいのありそうです。

これは、金融は経済の血液です、ということで、わりとまじめなシステム分析でした。

2000年頃発行です。当時のアメリカや日本は、不況をサラ金(=個人の消費)で乗り切ろうみたいなブームで、銀行も、バブル崩壊後の不良債権ショックなどの穴埋めに、新しいビジネスを模索していて、便乗していて、

駅前の貴重なスペースはサラ金の看板だらけで、テレビCMはいけしゃあしゃあと、ラララ無人君とか、アイフルのチワワとか、あざとい人気キャラクターの山でした。

ゆるキャラは、この系譜を継いでいます。

地方は借金だらけで、地域愛といって子孫を残すことは、子孫に借金をのし付けることになるのですから。

ひどいことを言って申し訳ないですが、バランスシート、経済面から斬るとそうなります、まあ便利になったインフラを加算すれば、トントンかもしれませんが。

最近は、インフラが整っているせいか、サラ金なんか借りずとも、生きていけるようにしましょう、みたいな運動もあります。

サラ金は衰退していくだろうという、サブプライムローンスキャンダルを予測したようなものが、本書にありました。

だいたいサラ金一億総工員化の、工業化の終わった、高度消費社会後期のもので、将来今より稼いで返せるという目算で借りるものだから、欧米とか日本は流行りにくいのではないか。

逆に小金をもってる先進国は、新興国とかの、カネはないけど成長力はある、みたいな漁場への、海外進出傾向です。

しかし自分のコミュニティで金の貸し借りをするには、互いに信頼という大きな基盤がありますが、

海外投資は所詮アウェイの出来事なので、貸す方も逃げ足は速いし、借りる方も、踏み倒して暴動などが起きる可能性もあるし、リスクは大きそうです。

ネット企業が金融に手を出したり、街でティッシュを配ったりするのは、借金常習のヘビーユーザーより、新規の人が一番返してくれる率が高いからだそうす。

でもテイッシュを配るのはどこか後ろ暗くて恥ずかしいという、サラ金社員の、匿名回答がありました。

あれ社員がやっていたのかよ、バイトではないのか、という衝撃ですが。

ティッシュやチラシを配る商売に、ロクなものは無いと思いますが、テレクラとか胡散臭い健康食品とか。

金が無いと手に入らないものもあるし、世の中にはそういうものの方が多いですが、借りれないよりは、借りれる方が、いいよね、という理論ももちろんあります。

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