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さらば、わが愛 覇王別姫

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清朝末期から、植民地支配、日中戦争文化大革命、改革開放などを経て、京劇役者が生き延びていきます。

どれだけ時代が過酷に変化しても、京劇は、いつの時代も形を変えて必要とされたようで、感慨深いです。

ただし、少年時代の修行背景は、スパルタ過ぎて怖いです。

あの驚異の身体能力の裏には、脱落者が腐るほどいるということで、怖い世界です。

売れない犬を捨てたり殺したりする、ペットブリーダーと変わりません。

京劇は、歌舞伎と同じで、何故か、女性の役は、女形の男性がやるようです。

シェイクスピアの映画でもそうなっていたので、

やはり公演期間中に、恋愛のイザコザが起こると面倒臭いから、同性だけにしたのか。遠目で見栄えのする、タッパと身体能力が男性のほうがあるからか。

京劇の女形の蝶衣は、少年時代にいじめられてかばわれた男らしい小樓に惚れ、彼らは演劇の才があったのか、2人はベストセラー役者になっていきます。

でも小樓の方は、ノンケだし、鈍感だしで、蝶衣の気持ちには気が付かず、娼婦と結婚してしまいます。

蝶衣は、気持ちの上では荒れていますが、舞台では相変わらず恋人同士を演じ続けます。

彼らの定番の演劇は、覇王別姫項羽という皇帝になり損ねた男が、漢の始祖、劉邦との最後の決戦で、敵に四面を囲まれて絶体絶命になり(四面楚歌の語源)、寵愛していた姫を逃がそうとして、彼女に自決されてしまう話です。

蝶衣は舞台の上で毎回小樓に恋をし、2人は毎回死んでいきます。でも現実の彼は娼婦と結婚し、相変わらず生きている、項羽の楚と同じで、2人の王国も長くは続きません。文革で京劇はおとり潰しにあいます。

ありえない時代に、ありえない恋愛、これで盛り上がらないわけがないですが、中国で、ただの恋愛というのは、あり得ないような気もします。

ほとんど心中、道行みたいになっています。

AKB48だって、下の方の子がどうなるかという、危ないネタ入れて書けば、こうなるかもしれないッス、レズビアンの子とか1人くらいはいるだろうし。

でもこれは、中国で京劇が廃れたから書けたことで、大隆盛の頃だったら危なくて書けない話かもしれません。日本でも大相撲や甲子園のリンチ事件とかは、まだ書けない案件です。

アマゾンで見つけて懐かしくて書いたのですが、記憶が薄れているので脱線しまくりです、原作の本も借りてみたので、ついでです。

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