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ジョン・レノン対火星人

ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)
ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫) 高橋 源一郎 内田 樹

講談社 2004-04-10
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初めの方は、アバンギャルドで興奮したのですが、途中でよくわかんないニャーという気分になりました。

自薦している通り、ハイレベルではあるけれど、ネタが崇高過ぎます。

トルコで資本主義おじいちゃんが、石野眞子ちゃんを指名する。

トルコはネーミングの由来はしらないですが、風俗店のことです。石野眞子は昔のアイドルか。

そして、すばらしい日本の戦争が、拘置所からはがきをよこします。

アバンギャルドなシチュエーションが、断片的に続きます。ハイソな専門的知識によって構築してあるようなのですが、ハイソすぎて斜め上に行っているような感じもします。

デビュー作、さようならギャングたちのような、何の事前知識もない人を引き込むような力を持っていない。

登場人物の名前が、ヘーゲルの大論理学とか、盛り込んであり、原典を知っていれば楽しそうですが、

石野眞子とかパパゲーノとか知らないので、イメージが湧きません。

恐らく学生運動をした人たちの原体験や、当たり前のように持っているマルクス資本論などの知識が、知らない人に伝えるには難しすぎるのかもしれません。

ベストセラー教授の内田樹が解説で、その辺を書いています。

全共闘で死んだ人もいれば生き残った人もいるが、その運命の分かれ目は必然性がなく、ただの偶然であるという恐ろしい事実や、生き残ってしまった人の疾しさとか。

意味が分からなかったので、先にこの解説を読んだ方が良かったです。読んだとしても分からなかった可能性も高いですが。

義人と災難とか、暴力とエロスとか、そういう解釈なんですか、よくわからないけれど、へえへえ、なるほど。ですが、いかんせん2人とも全共闘世代で、わかんねーよ、わっかんねーだろーな、わかんねーよ。

高橋源一郎の小説には感動するものと、何か脱構築しすぎてバナナの皮で滑っているタイプのものがあると思うのですが、コレはバナナでした。

中身は入っているはずなのですが、踏んづけた人は駄目です。スベルだけです。全共闘=バナナを食べたことがある人でないと。

そういう意味の分からない比喩に溢れています。真似は劣化版ですみません。

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