ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

何者

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何者 朝井 リョウ

新潮社 2012-11-30
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パラ読みでもしないと入り込みにくい文章が多いですが、素材上致し方がなさそうです。

田中康夫の、なんとなくクリスタル、などと、素材上致し方ない痛さはあります。

ツイターに自己顕示意欲満載の人、友人に俺は就活とかしませんからー自由人ですからーと偽って、コッソリマスコミの就職説明会にでている人、就活ってなんかダサイよねといいつつ成功する気でいる友人など、痛い人のオンパレードですが、それって本当に痛いのか、というか誰でも陥りやすい状態で、多くの人たちの分身です。就活上、正しい振る舞いをしている人は、20人に1人くらいではないか。自己PRやエントリー・シートの盛りをせずに就活をすることは不可能で、またコネ作りの為にどこまで自分を偽るべきかのルールもありません。

 

地の文では、その痛い人々のツイターなどにまじり、主人公がチクチクと彼らの批判をしますが、最後には、安楽椅子のポジションで他人を眺めていた、彼も批判に絡め取られます。

就活と小説、食い合わせがいいのか悪いのか、大きなライフイベントの割に、あまり取り上げられません。

就活において内面なんてどうでも良いからか。社会で内面を殺すとか当たり前すぎて誰も突っ込めない状態だったのか。

アマゾンを見ていると、突き刺さる人には突き刺さる、どうでもいい人にはどうでもいいようです。

SNSやツイターが登場したことによる、新しい自意識の問題に迫っているか。

これは、その辺にいくらでも実在する、ツイターのまとめみたいなものかもしれないけど、こういうまとめ方をされなければ、ツイターにハマっている就活生の感覚はつかめなかったと思います。

いちいちツイターで自己PRをしないアッサリした人、ソツなく就活をこなす人には無縁です。

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