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集客都市―文化の「仕掛け」が人を呼ぶ

集客都市―文化の「仕掛け」が人を呼ぶ
集客都市―文化の「仕掛け」が人を呼ぶ 橋爪 紳也

日本経済新聞社 2002-10
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人口減少期に都市が寂れるのを防ぐ、ビジター人口への期待ということで、鉄道の駅があるところなら、どこでもあてはまりそうです。

渋谷とかショッピングモールとか、はじめから集客ありきのコンセプトで作るところもあるけど、この本の例は、普通の地方都市が中心のようです。普通に暮らして、観光収入を得る。

来客のための街づくりなんて、一部の観光地しかやってなそうではあります。ゆるキャラとか萌えキャラの流行なんていうのもありましたが、やや安易です。

観光を地元コミュニティーと結びつける動きみたいのは、流行りのようです。客が多ければ、老人もボケなそうで、子供もストリートスマートに育ちそうです。

ヨーロッパの観光地へ行って、現地の人が接客態度が悪いと文句をいう人がいますが、あれでも観光都市として気を使っているんだろし、観光都市としての対策を、何もしてないということは考えにくいです。

戦後の核家族化などでプライバシーを重視するようになった昨今だと逆に、人によってはキツそうです。つねに家に客がいる状態は、疲れます。

京都のいけずとかも、一周回って観光文化なのかもしれません。歓迎すべき人は歓迎するけれど、無法客に調子に乗られないための仕組みです。

例えば中国の一地方で、食べ物屋さんのホストが帽子をかぶっていて、その帽子の色で自己申告による、ミシュラン☆の数みたいのが来客にわかる仕組み、などが紹介されます。

テーマパークの一例で、恋人たちのなんとかみたいな伝説で売っている地域の例があるのですが、そこに失楽園がのっていて、笑ってしまいました。

胡散臭いオッサンと淫靡な愛人ばかりが訪れる、ブラック・パワースポットです。寂れた温泉街とかか。筆者は学者さんなんだろうけど、発想が意外とユルいのが良いです。

観光地みたいにヘビーにそれ一本で回すのではなく、普通に住んでいるところに人がチラホラきて小銭を落としていく、活性化するみたいな、ゆるい集客です。

途上国はヒマ人が多く、インドなんかで生活費を稼ぐ為に、観光客にわらわら集まってくるリクシャーとか現地案内の人が鬱陶しいです。

本書はそこまでコミットしない、来る者は、拒まず去る者は追わずのスタイルです。

四国八十八か所のお遍路の地域の人が、差し出がましい真似はしないけれど、行き倒れの人がいたら助けるなど、そういう感じだそうです。

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