ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

オレンジだけが果物じゃない

オレンジだけが果物じゃない (白水Uブックス176)
オレンジだけが果物じゃない (白水Uブックス176) ジャネット ウィンターソン 岸本 佐知子

白水社 2011-09-08
売り上げランキング : 360294


Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

 

今で言えばクリスチャンカルトですが、ほほえましいものとして書かれています。

カルトの母の言うところの、飼育小屋、学校へ行くと、クリスチャン一色に染められた彼女は、聖書の怖いシーンなどを引用して他人をビビらせたり、問題を起こします。

独身の先生たちが踊りたいだけの、名目の男女のペアダンスなどは子供たちにとっては、紛争のタネなのですが、彼女の呪いは人から抜きんでている為、怖がられてハブられます。

用務員のオッサンに、足の臭いだけはどうにもならねえ、と弱音を吐かせた、靴置き場などに、イジメを避ける為に潜みます。

彼女は、女子には、鋳鉄所のゴミ置き場に頭を付け込んで洗礼してやるわ、というのが効果的で、男子にはおチンチン絡みの脅しが効くことを覚えます。

隣の家はセックスばかりしていて、夕食時には、奇妙なうめき声がしてきて、母親に言わせれば、汚らわしいにもほどがあります。

彼女に、まだそのことは、よくわからない。

ただ、この街には、トンチキや醜男が多いので、何故女性は長じて野獣と結婚しなくてはいけないのか、不思議に思っているくらいです。

そうなると、母親は讃美歌をオルガンで弾き、大声で歌い、隣はたまりかねて、そのキチガイじみた歌をやめろ、と窓越しに怒鳴ってきます。

そんな生活を積み重ねた主人公は、教会の説教壇で活躍するようになりますが、そのうち女の子と愛しあい、教義に背きます。

教会と母親から追放されて、アイスクリーム売りと葬儀屋で生きていきます。差し挟まれる魔女のストーリーなどが可愛いです。よくしらないのですが、クリスチャン系の女子高の雰囲気かもしれません。

広告を非表示にする