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キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書) フリードリッヒ・ニーチェ 適菜 収

講談社 2005-04-21
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star私もそう思います
starニーチェキリスト教批判を大胆に意訳

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天皇ポルノビラみたいな危険な香りがする本ですが。

「『新約聖書』の世界はほとんど病気。社会のクズや神経病患者、知恵遅れが、こっそり皆で集まったような、まるでロシアの小説のような世界なのです。」

19世紀に出された哲学の大家のスキャンダラスな本を、超訳しただけの企画です。

当時主流だったキリスト教を口を極めて批判している、それ以上の深いことはわからない本です。

ナショナリストは死なないと治らないとか、感動ブームに毒舌斬りとか。

アンチ・クライストには、神はいないとか、神父が少年にセクハラしてるとかパタンがあると思いますが、ニーチェは哲学者だけあって根本的な批判になっているようです。

どんな俗物でも、池田大作ほどに腐っているものはないからです、とか何にでも応用できそうです。

ニーチェは敵の敵は味方で、イスラム教徒には読まれているかどうか。

神を否定したら、よけい嫌われるか。

例えばアラブのテロリストのビンラディンはニヒリストらしいですが、そういう情勢には触れてありません。

帯に、世界を滅ぼす一神教の恐怖と書いてあり、

本書にはキリスト教の代わりに仏教を持ち上げている部分があります。

ニーチェのいう力への執着やルサンチマン(弱者の怨念)を放棄させて、世の中を丸く収める点では、仏教も他の宗教と変わりがないような気がします。

天国に行く為のセコい善行と、輪廻転生の為に行うセコい善行は、そんなに違うとは思えません、人々を死後の恐怖で押さえつけて、エサをぶる下げる同じ手法です。

かといって宗教が無ければ人々が力を求めて殺到し、世の中は荒れるのではないかと思いますが。でも世界史上のほとんどの大規模な戦争は宗教が引き起こしたという話もあり、よくわかりません。

また宗教が無いと社会保障機能は皆無になりそうですが、弱者は打ち捨てられて滅びるだけか。

ニーチェの思想との関連などもよくわからず、素人にはよくわからない本で、まあ知識のある人が余興でたしなむような本だと思いました。