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ストレンジ・デイズ

ストレンジ・デイズ (講談社文庫)
ストレンジ・デイズ (講談社文庫) 村上 龍

講談社 2000-08-10
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文学の書かれる動機は世界を支配できないことへの呪詛かもしれませんが、アマゾンには村上龍の女優を飼いたい妄想とか書かれていました。

村上龍は、スポーツやセックスなど、人の身体性に入れ込み、かつ相手と一体化することで解決しようとせず、その他者性を際立たせます。

主人公がドライブウェイで拾った女性は、天才的な演技力を持っていて、血中にサナダムシを飼っています。

人に影響されることを、感染するということがありますが。

天才的演技力の持ち主にたいしたときの無力感とは、天才格闘家などとはどう違うのか。結局その場の支配力みたいな記述です。

主人公はクズみたいな音楽をプロデュースする仕事に飽きたそうですが、

ショービジネスの裏方は、人によっては他人の他人の才能にぶる下がる情けない仕事といえないこともなく、

チャイルドポルノの撮影現場などから流れてきた男などもいます。

ジュンコに圧倒されるオッサンたちより、その神性に気が付かない鈍いカメラマンのほうがサバイバル能力という意味では上ではないのか。

鈍さは犯罪と言い、大金を持ちながら日本の芸能界のレベルの低さに怒りを隠さないいつもの村上龍です。

まあ映画などでは、体内の血中まで映せないので、純文学です。

生命力は圧倒的に女性の方があり、暴力を禁じられた男性がかなうわけがなく、だから戦争は無くならないのかと思いました。

文庫版解説だと、コックサッカーブルースやトパーズなどの娼婦モノの系譜にあり、これまでのテーマを適当に寄せ集めて作ったようなことが言われていますが、それだけに安定していてハズレはなさそう。

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