ちきうアネクドート

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僕らの新しい道徳

僕らの新しい道徳
僕らの新しい道徳 岡田斗司夫 FREEex

朝日新聞出版 2013-08-20
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悪人ほど危険な改悛を遂げるもので、そうなる前に免疫があったほうがいいのかもしれません。

良い感じの内容なのに、ダサいタイトルが残念です。筆者がホリエモンとかだったら、こんなセリフを吐いてくれると扇情的で良いですが。

どの辺の人が読むのかわかりませんが、最近だと、愛人48を結成した筆者の道徳本を読んでみたい人が買うのか。

人々は、道徳という名前がつかなくても、多くの人や文物から、いろいろ影響を受けています。

むしろ道徳とか言われると、気持ち悪くて引いてしまう人の方が多そうです。

そこで例えば中学校などでは、道徳Aが週刊少年ジャンプで道徳Bが倫理経済学で、選択制にすればよいとか書いてあります。

そうした少年漫画の友情とか勝利も一種の道徳で、それからサンデル教授の熱血教室という、倫理経済学の流行もありました。

世の中の道徳とか言い出す人のほとんどが、道徳を論じるようでいて、自分の考えを押し付けているに過ぎないですが、愛人48の彼なので、そういう暑苦しさとは無縁です。

例えば社会の大多数の構成員が戦争を望んだら戦争は絶対悪ではない、というと人によっては激昂する思想を披露します。

中国にチマチマ手を出されるのと、一回大きく戦争をやって支配下に入り、安全に生きていくのとどっちが効用があるのかとか、それをいうならアメリカの支配下はどうなのか。

支配者階層のメンツよりも、庶民の生活を第一に考え、両極端に翼を広げています。


道徳はどのレベルまでなら身を挺して人を助けるかとか、ボーダーラインが曖昧なものですが、世の中にある道徳はだいたいそういう灰色領域を排除し、きれいごとでむりやり丸め込むので胡散臭いです。

この本は、そういう胡散臭いところをツツクのが面白いです。道徳は本来そういう刃を内に秘めた危険なものかもしれない。

90年代の過剰な少年犯罪報道とかオタク糾弾、ネットの無法地帯化などを受けて、広くとれば大塚とか東紀浩がやっている社会学とか公共道徳について語るみたいなブームの一端ですが。

自民党バックのオッサン、オバサンはもっと野放図です。

リベラルサイドからも処方箋を出しておかないと、戦中のように特攻へ行かされたり、奴隷が欲しい老害菌に汚染されそうです。

世界的にも中国のオリンピックでトイレを綺麗に使おうキャンペーンとか、アメリカの99%デモとか、けっこう道徳は来ています。

自民党の推し進める教育基本法にせよ、ブッシュの支持基盤になっていたキリスト教原主義にせよ、支配者に都合のいい道徳であることが窺い知れます。

そういうものに丸め込まれる前に、自分たちで考えて自分たちの道徳を確立していく必要性を感じました。

などと、真面目な感想を書く本ではないかもしれず、テンションが良く分かりません。すみません。本のタイトルが真面目過ぎます。

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