ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

骸骨ビルの庭

骸骨ビルの庭(上) (講談社文庫)
骸骨ビルの庭(上) (講談社文庫) 宮本 輝

講談社 2011-12-15
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宮本輝らしくないです。ファンにはオススメできない。

戦後の焼け跡で、骸骨化したビルで、13人ほどの孤児を育てた所有者がいます。

そのビルが、孤児が巣立って、そのあと商売目的の人が入って、

昭和から平成になり所有権がゴチャゴチャになって、老朽化も著しいので、そろそろ取り壊すので整理してくれという、ビル本体の所有者の仕事に、主人公が採用されます。

一階の共同ポストには、日本粉新聞とかネームプレートが張ってあり、おくすり関係のアレらしいのですが、そういうつついたら何が出てくるか分からない胡散臭いビルです。

その所有者は人徳者という声もあれば、逆に孤児がレイプ被害にあったという告訴もあり、謎に包まれています。それを解いていくはずなのですが。

ただ途中から、ダッチワイフとか、ただの下ネタが増えてきて、やりすぎです。猥雑な戦後の雰囲気を出したかったのか。

その一角のスナックから出てきた美人はオカマとか、孤児とオカマをくっつける必要を感じないのですが。リベラル色を出したかったのか。

純文学作家が慣れない文体に挑戦して失敗した感じです。

話は面白そうだったのに惜しい、もっと推敲とかしてほしかったです。

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