ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち

レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち (新潮文庫)
レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち (新潮文庫) 石井 光太

新潮社 2012-10-29
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衝撃的という以外にないです。

物乞いでより多くの喜捨を貰う為に、目をつぶされたりする子供たち、彼らの集めた寄付金は地元のマフィアに大半が巻き上げられてしまいます。

スラムに生まれた子供たちは、女乞食が抱きかかえるレンタルチャイルドとして、すこし大きくなると寄付を集めるために体の一部を毀損されて物乞いにだされ、そして青年の頃になれば、慈悲を集めず使えないとして放り出されます。

ほとんどの人は過酷な環境で気分を紛らわすために薬物中毒になってしまい、そのせいでマフィアに成り上がってまた同じように子供をコキつかって薬代を稼いだりする悪循環のようです。

中途半端に喜捨が集まるので餓死することもできず、また路上ではレイプが頻繁にあり、避妊をするお金もないので、人が自然と増えてしまうようです。

こういっては何ですが、貧しい人々は放っておかれれば静かに逝けますが、中途半端に喜捨などをするから地獄が再生産されます。

生きる為には目つぶし足切り、安全な日本ならともかく

、インドの危険な男たち相手に売春すらするバイタリティがすごいですが、とりあえず政府か国連が避妊薬でも配ったらどうか。

人がマトモに生きていくためには、教育や衣食住など、コストがかかり、善意ひとつとっても一筋縄ではいかない。

始めの方の取材はムンバイですが、そういう大都市の観光地ではスラム・クリーニング、浄化作戦が行われ、乞食たちは郊外に移っているということで、取材もそちらへ移行していきます。

目の前にいる困っている子供を助けたいのは人情ですが、お金を上げれば無限に貧しい人が湧き出てくるし、マフィアなどにも悪用されて大変です。

この人は治外法権というか、いくらマフィアでも外国人にはめったなことが出来ないという特権を生かして日本人記者がいろいろ材していきますが、目の前で死んでいく人々をどうにもできないなど、ままらないことがあり、もどかしい感じです。