ちきうアネクドート

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プラチナ・ビーズ

プラチナ・ビーズ
プラチナ・ビーズ 五條 瑛

集英社 2001-07-19
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故郷近くの僻地で死にかかった子供、貧しい北朝鮮には大勢いるであろう、1人の子供が、納屋で雪に埋もれながら死にかかっています。

片方の目は感染症か何かで潰れているが、もう一方の目には、激しい憎しみの炎がともっています。

何故僕はこんなところで死んでいかなくてはいけないのか、その瞳には、世界への憎しみしかありません。

彼の体は死につつあるのに、彼の精神は反抗していて、世界を諦めて死んでいく目ではありません。

その北朝鮮の寒村を通りかかった、過去の不透明な、ある金満家の男が、これは俺の目だと思います。

金満家が、死にかけた子供の側へ座り込み、お前が力を振り絞って、立つことが出来たら、いいところへ連れて居て行ってやろう、と持ちかけます。

子供は何度も倒れかけながら立ち上がり、彼と子供が連れ立って上った白頭山の、美しい景色の袂に粉雪が降ります。

食事を取らせてもらった子供は、雪も掬って食べ、このきれいな恵みの雪が、北朝鮮全土に降り積もればいいと言います。それが、プラチナビーズの由来です。

ただこれは、面白いのが冒頭だけです。諜報モノが好きな人でないと、ついていくのがキツイです。

ロシアと朝鮮人のハーフのような大人が、いろいろ陰謀と格闘した末に、日本からの支援物資の米を手に入れるという話です。プラチナビーズは、人民に降り注ぐ、白い米です。

それ自体は涙のチョチョ切れる話ですが、海外から米を手に入れるのが最終解決で良いのかどうか。

北朝鮮何とかならないんですか、人民は気の毒です。でも、国際社会もアコギなら、時代遅れのヘボイ核で虚勢を張り、自浄作用の無い支配体制もアコギで、全く北朝鮮の民にとって神はいないのでしょう。

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