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自分でつくるセーフティネット: 生存戦略としてのIT入門

自分でつくるセーフティネット: 生存戦略としてのIT入門
自分でつくるセーフティネット: 生存戦略としてのIT入門 佐々木俊尚

佐々木俊尚 2014-07-25
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格差が広がり、地域のつながりがなくなり、人々がコスからくなっているという、昔は良かった式のオハナシがある中で、

逆に、SNSでは良い人のほうが生きやすいという現象が同時に発生しているのが面白いです。

双方、相殺すれば大して変わっていないということなのかもしれません。

人とのつながりの一部がリアルライフからネットに移行しただけです。

普段から良い人であれば、イザというときに人々が助けてくれるシステムがSNSで成立しつつあると言っています。

コンビニのアイスケースに入るのは、リアルの不良仲間では大うけですが、SNSではひどい批判にさらされました。

地域で元不良が幅を利かせるのは鬱陶しいと、前々からネットにグチが溜まっていました。

ただ、未成年が、あれしきのことで一生が潰れるのは気の毒です。学校でSNS教育などを普及させたほうがいいのかもしれないです。

もちろん、ネットで生計を立てられる人はごくわずかで、理想論だとは思いますが、

この人の書いたものを読むのが生きがいだという人がいて、もし筆者が死にかけたら、少額の募金くらいは集まるかもしれません。

そういう現象が、もしほかの国でもこの現象が起きているとすれば、落ちていた財布を警察に届けるのが美談化するように、世界が日本化するのかもしれません。

アマゾンの感想欄では、本書がユートピアとして示したものが、一部読者にはディストピアとして受け取られていました。

フェイスブックやブログで人格をPRできるようなエリートは一握りで、一般人には無縁です。エリートの中には彼自身も入っています。

アマゾンにこの程度の本で出版してもらえるなんていい身分ですねというコメントがあり、そういうソーシャル・ネットワーク成金的な人はチラホラ見受けられます。

しかし財政難でリアルライフのセーフティーネットが崩れるという事実は厳然としている為、対案もなさそうです。

人々が助けてあげようと思うイイ人というのは、フェイスブックなどでお近づきになりたいと人に思われるデキる人とは微妙にズレることもあります。

職場ではぬれ落ち葉みたいな人にもチャンスがあるのか。人々が他人を蹴落として良い目を見ることより、人に好かれる良い人を目指すのは、悪いことではなさそうです。

ただ、彼の言い分から逆算すると、下手をするとイザというときに頼ってきそうな貧乏人とはつきあわないというディストピア的現象もおきないかと心配になりました。

ただそういう人(金を無心してきてきそうな人)はネット上での言動も人徳がなく粘着で、鬱陶しいだろうから、あまり構ってもらえず、本人も次第にそれに気が付いていくので、リアル被害がでなくていいのかもしれません。