ちきうアネクドート

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マイノリティ・リポート

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殺人予知はOKかという、重大な問題提起をしていますが、映画自体はが、何だかキッチュな出来上がりです。

現実にはテロ対策などで、犯罪予知ができるシステムは現実化しつつあります。

行動ターゲティング広告とか(この人はコーヒーを良く飲むというデータがあるから、そこの角を曲がるとすぐのスタバがオススメという広告が出る、そういう応用で犯罪予知をする)、そういうリアルなところとリンクしていると思ったら、超能力者がカンで決めているとか、適当すぎました。

映画的に分かりやすくしたようですが、何だか独特のSFになってしまっています。

預言者の白痴な人々など、キッチュな道具立てが多くて、犯罪者を選定するシステムが、弾が出てパチンコみたいにパイプを通って行く、ピタゴラスイッチみたいになっているとか。その装置に何の意味があるのか、変な芸術性が発揮されているというか。

ある人物にあるシチュエーションが実現したら、本当に殺意が芽生えて実行に移されるのか、みたいなことは追及していません。

一応、刑法の犯意みたいなこととはリンクしているか。現行の刑法では、犯罪を計画しただけでは逮捕されないようですが。

例えば36時間後に殺人をするという予言をされて、じゃあその36時間フテ寝してればいいのにしない主人公はアホかというツッコミがアマゾンにあります。

キリストの、お前は今夜3回私を裏切るだろう、みたいのに似ているか。西洋人の行動パタンは分かりません。

それが1984年ふうの、お前は党が殺すと言ったら殺すんだみたいな暗示、決めつけと混ざってカオスです。

システム的には犯罪者になりそうな人をピックアップすることができる現状に、その決め方だけが予言というアナクロなものになってるのが、キリスト教原理主義のアメリカふうか。

白痴っぽい超能力者3人に国家がゆだねられているところがシステムとして脆く、不安を掻き立てます。

プレクライム(犯罪予防)の効果を宣伝する役所のプロパガンダCMとか、未来都市を走る特殊な形の新型車とか、未来ツールがかっこいいです。緑掛かった画面でSFX酔いします。

サブストーリーで、システム側の司法省の偉い職員に容疑が掛かります。犯罪予防システムをつくった1人という重鎮であり、彼はどうするか。反逆して自分でつくったシステムをつぶすか、システムに殉じてつかまって死刑になるか。

公務員向け研修ビデオとか書いてあります。

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