ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

エンドレス派遣村3

 

紺谷は婚活ビジネスを始めた。

彼女はいつもの通り、監督官庁から、有形無形のバックアップを得た。

「ええー、信じられない、その顔で?その顔で、年収500万ですか。どの顔でー」

紺1は、かつては社内研修やリストラ部屋の講師をやっていたが(竹刀を振り回して、反省文を100回かかせるようなやつ)、倒産する会社が増えて、客が減ったので、ここへ転職した。

彼が圧迫すると、ほとんどの女が、泣いた。

男を相手にすることも、もちろんあるが、同じような要領だった。

泣いて世の中どうにかなるんなら、とっくにどうにかなってんだよ、この雌豚が。

紺1は泣いてどうにかなったためしなんて、一度もなかった。

他人をイビリ倒し、のし上がるのみだ。

 

「ラブラブ愛してる!」

純粋にビジネスとして見れば、鶏卵場と同じ要領で、子供を大勢作るのが目的だった。

成約ごとに、キックバックを貰える制度を、役所にねじ込んだ。

オーネットやゼグシなどの既存の結婚相談所を、アコギ、銭ゲバ、などとネガキャンしまくって、駆逐していった。

高い紹介料や年会費などを取り、人の婚期をチンタラ引きのばすのは、よろしくない、そういう行政指導をさせた。

紺谷は、人々にパートナーのえり好みなどをされたら、商売あがったりだった

(ただ離婚率などのデータなどは取っていないし、同じ人が2回以上利用しても、いちいちチェックしなかった)。

例のビックデータを少子化対策をしている役所から貰ってきて、

幼少期から経歴までをチェックし、その人の欠点を探し出してこき下ろす。

これをやられて、マッチングの担当者に、文句のいえる根性の座った人は少なかった。

人々は、ハローワークなどで紹介された職場の待遇に文句をいうと、ここへ行くように勧められた。

 

紺谷は、夫に不満のある人、大大大大募集!50の主婦大歓迎、などとインターネットや女性週刊誌で広告を打った。

1、いかに女に価値が無いか
1、いかに男に価値が無いか
1、あなたの市場価値は相手が決める、自分で決めるな。
1、女は35歳で羊水が腐り、引き取り手がいなくなる。
1、独身は負け犬。

たしかに、このアルバイトは人生に不満タラタラの人には、何のストレスもなく遂行することができた。

アルバイトの人たちは、むしろ無給でもやりたがる勢いだったから、紺谷は、サービス残業などを適用し、人件費を大いに節約した。

 

紺谷さん、マジダイスキ!

彼女の事務所からは、カリスマがたくさん生まれた。

主婦のアルバイトたちをモチベートして統率するスタッフ。

「ラブラブ愛してる!」で若い男女をいびり倒して、営業成績を上げるスタッフ。

彼女たちにとって、ファッション雑誌から、プリプリした若い女たちを追い出すチャンスだった。

もう若い世代の女性たちに、ファッション雑誌に載っている高い服を買う金はない。