ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

Rodrigo Roa Duterte(ドテルテの麻薬畑)1

 


買物は、クジ引きで。

もしかしたら、俺が行くよ、ハニー。私が行く、ダーリン。とか言うのが、普通かもしれない。

しかし、この地域の人々は、素だ。

誰もが、死ぬのは嫌だ。

だから平等にクジ引き。アサレアは最近クジ運が悪かった。これだけ運が悪くて、生きているのが不思議だった。

警察はなるほど、麻薬の売人を狙っていた。

が、見たところ、通りを歩いている無辜の人の、100人に1人は死ぬ。

警察は公務員ばかりではなく、自称すれば誰でもなれた。自警団だ。人を殺してみたい人が大勢混じった。

先進国だって、昔はよくあったこと。KKKが黒人をリンチしたり。気に入らない人をドサクサで消したり。

ある種の人々にとっては、ボーナス・ステージ。が、殺したいほど憎たらしい相手のいない、善良な人々にとっては、たまったものではなかった。

「血と硝煙の臭いがひどすぎる。この辺りは、こんな地域じゃなかったし、歩き回っただけで体に穴が開きそうよ」

「買い物係りはパパにしようよ。パパなら一遍に買い物袋を沢山持てるだろう。買い物に、行く回数が少なくて済む」
「その分身動きが取れないだろう。俺を殺す気か」
「流れ弾に当たる確率なんか、買い物袋を腕一杯に持っていようが、持っていまいが、同じよ」

 


ドテルテは習主席の前で、鼻くそをほじった。ヤンキーみたいに、ダルそうに足を引きずって歩き、背中を丸めた。

アイツ、心から習主席が嫌いなんだな。

反省文を書かされるヤンキーみたいに、全身から反抗心と嫌気がみなぎってるよ。

気に入らない相手に、媚びを売らないけない。男には辛い試練だ。米軍が撤退した後のピリピンの、北方から侵入する、大集団。

違うよ。彼はただ、野猿なだけ。血と暴力で、大統領の座を勝ち取った。だからマナーを知らない、それだけだよ。

ドテルテは中国が好きだよ。中国はピリピンを植民地化したことがない。

ドテルテの治安対策には、華僑も大いに金を出してきた。麻薬が蔓延していたら、マトモなビジネスはできない。

違うよ、中国人はああ見えて、一枚岩ではなくて、云々。

彼の映像は多くの憶測を生む。

 

 

 

19世紀、林則徐の努力は実を結ばなかった。考えようによっては、最悪の事態を招へいした。

経済の低迷した清朝末期、広東で阿片吸引が流行し始めた。

密売者の元締めは、イギリス。

イギリスは清朝との、貿易赤字に悩んでいた。

この際密売でも何でもいいから、この貿易不均衡をどうにかしないといけない。

阿片は、面白いように流行った。当時の清は、人口増加で物資の供給は滞り、飢えに苦しみ、現実逃避をしたい人が大勢いた。

例え、大金を払おうとも、明日には死んでいるかもしれない身で、金に執着しても仕方がない。

服も売ろう、家も売ろう、子供も売ろう。今、ここでハッピーになって、天国へ召されよう。

林則徐は、イギリスの魔の手から広東の人々を守り、銀の流出を阻止すべく、摘発に奔走した。

道光帝は言った。少しくらい手荒なことをしてもいいから、何とかしろ。清が崩壊してしまう。

1年後には、阿片戦争が勃発した。イギリスは、七つの海を支配した世界帝国だ。いかな眠れる獅子でも、敵わない。

 

 


かつて、阿片吸引くらいは、さほどひどい習慣とは捉えられていなかったし、

コカの実や麻薬成分の入ったものを恒常的に吸引する民族は多かった。

世の中、大して面白いことが無い。だから、麻薬でも吸って、少しでもハッピーに過ごそう。

どちらかというと、その方が、グローバル・スタンダードだった。

そこへ来て、猛烈に律し、働いて富を蓄え、世界へ貿易網を広げ、生活を豊かにしていくプロテスタントの連中は、突然異変の種族だ。

瞬く間に麻薬民をなぎ倒し、世界を支配し始めた。麻薬民には、歯が立たなかった。

広告を非表示にする