ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

Rodrigo Roa Duterte4

 

これまで途上国のボスは大人しかった。少なくとも、マトモな国のボス連中は。

大人しくないボスなんて、汚職をやるか虐殺をやるか。

大抵、小ボスの上には大ボスがいた。

その大ボスに睨まれたら、小ボスの首は、人民広場なんかに晒された。

毎年が第三次世界前夜と囁かれた2010年代。

トレンドはかつてと大分変わり、放言した者勝ちの世界になってきた。

テロリストや周辺国へ、便所に隠れていても引きづり出してやる、などと、ジェイソン・ステイサムみたいなセリフを吐くのがトレンド。

多くが、実業家や、警察出身者だ。文化人みたいなケースは稀だ。

余った所から足りないところへ金やモノを流す、グローバル化の恩恵は大きい。が、その反動がまた、地球中を覆っている。

流れた金は人々を豊かにしたが、その利子収入や専売特許がまた、格差を拡大した。

人々は豊かになったが、人口が増えすぎ、方々で衝突を始めた。

満員電車の中のケンカみたいに。コイツが俺の足を踏んだ。踏んでない。コイツが痴漢をやった。やってない。

 

 


フィリピンは勢力を糾合しにくい諸島沖に、大きな海路を持つ。

石油タンカーが通ったり、貿易船が通った。世界の動脈だ。ココが切れてしまったら、世界は死ぬ。

これが東南アジアが諸外国に狙われる原因で、かつピリピンの大きな資産でもあった。

海上を封鎖する、封鎖しないで、大国ですら大きなダメージを受けるから、

世界を支配することも不可能ではなかった。

だからこそ彼らは、自治を許されず、長らく植民地支配下に置かれてきた。

かねてから東南アジアのテロリズムは、アメリカを筆頭とする全ての諸外国から、懸念されていた。

共産ゲリラに、モロ独立戦線、そこへ食い込んでくるイスラミック・ステイトなど、ピリピンの諸島は、テロリズムの見本市だった。

ドテルテは警察時代から、強硬手段を取る以外の手段は無かったし、血に飢えた彼の性質が、世界ニーズに適合した。ただ彼は、やり過ぎた

ピリピンの流血沙汰を撮りに来る、クソなジャーナリストは撃たれる運命にある、とか文明社会にケンカを売り、無辜の市民を誤射して謝罪の1つもない狂人。

一方、違う方法もあった。

サウジアラビアやアメリカは、アラブのヤクザ者に適当に金をやって敵対勢力を叩かせ、

結果、そのテロリスト連中が調子に乗って、イスラムの大義を掲げて、欧米社会を破壊に来た。アメリカは慌ててソイツらを叩き始めたが、後の祭りだ。

ドテルテは逆に、ヤクザ者は人種を問わず、片っ端から叩き潰すつもりだ。

ピリピンにせよインドネシアにせよ、本土からの分離独立を狙うゲリラなど、諸勢力の跋扈は、金を流して敵対勢力を叩かせるとか、そういうレベルを超えていた。

全員、ぶち殺すしかない。

彼はそうした利権の渦巻くアラブなどの地域に対し、新しい統治のモデルを提供したと言えないことは無い。

ピリピンの独立を掲げ、敵対勢力を弾圧し尽くす、アラブでいうと、かつてのフセインなどに近いだろうか。

世界から見て、利用価値のある限りは延命するが、あまりに力を持てば、叩き潰される運命に無いとは言えない。

 

 

 

「あいつゴリラじゃんバーカ」

エストラーダは、鏡の前で、髪の毛に櫛を入れていた。

かつてのピリピンでは、エストラーダみたいなチャラい男が、ピリピンの陽気な民の代弁者だった。庶民の心の分かる、イカした大統領。

ピリピンの歴代大統領。良いのもいれば、駄目なのもいる。人によって、評価が違う。

何にせよ、彼らは、麻薬のバイヤーを連射して、路上を血に染めて、その手柄を誇る必要はなかった。

ここ10年たらずで、庶民の心にどれだけの心境の変化があったのか。

スービック米軍基地の撤退が与えた、ピリンピン周辺のパワーバランスの変化とは、どのようなものか。

かつての黄金の三角地帯。ミャンマーベトナムラオスなどの国境地帯に人知れず広がる、広大な芥子畑。

その芥子畑の多くが中国人に買収されたという。

ただ、それとこれとの関連性を指摘する資料は見当たらない。

ドテルテは習主席へお参りへ行く。しかし、彼の前で鼻くそをほじる。

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