ちきうアネクドート

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ヘタレに過労死リスクあり5

 

「法律が、人々を魔の手から守り、救います。それが近代国家の理念です。私たちはその信奉者で、衛兵です」

D通の法務1が、年配の法律事務所のスタッフに問う。彼の答えは、悲観的だった。

「弁護士は最早、土方より給料が低い。法曹増員した結果がこれだ。

しかし法曹界には、定期的に救世主が現れて、サラ金過払い金請求の次は、過労死だよ」

「土方レベルになってるのは、お宅に集まる連中だけじゃないですか。能力差です。

全員が全員、高給を貰うのは変ですから。某役所みたいに」

「土方レベルじゃない、土方より低いんだよ。法テラスのボランティアやって顔を売ったり」

「もともと国選弁護人とか、手弁当だったじゃないですか」

「土方は体力があれば、案外ウマい仕事だ。そのことに気が付かないホワイトカラー奴隷は多い」

「じゃああなたは土方しますか。明日から」

「私は、この仕事の方が儲かるから、やらないよ。頭がなければ汗をかけ、だよ」

「お宅に集まってる気の毒な連中に、勧めたらいいじゃないですか」

「だってみんな、ホワイトカラー奴隷が、好きなんだもん。やりがいがあるとか」

「食えない好きな仕事と、食える嫌いない仕事か。そろそろ偏差値仕訳にも限界が来てる感じか」

「行けるところへ行っておいた方が人脈とあるじゃん、キャリアは無駄になるけど」

法務1は、法科大学院の同窓生と、法曹界の大物などを招いて、意見交換をしていた。

法律の素人で無茶振りの多い、D通に生息するバカについて報告した。が、法曹界の事情の闇の深さの方が、一枚上だった。

法務1のネタはスルーされ、濃い闇が辺りを覆った。

かつて、どうしようもない貧乏人が、司法試験に合格すれば、クラスチェンジして弁護士になれる夢は消えた。

日本の法律家は、資格取得に6年以上の時間を取られ、学費をたっぷり絞られ、その半分くらいはカモと化した。

アメリカで法曹の資格を得るには、1年たらずで良い。そこから実践で、キャリアを積み上げる。

そのアメリカが世界を長らく席巻し、日本は潰れかけている。

 

 

 

 

「もう長寿研究とかは、流行らないですよ。

老人に長生きされても迷惑です。床に臥せらない為の、健康寿命は大事ですが」

「医学会は、資産家の老人に媚びて、健康な労働者たちをないがしろにしている、と」

「過労死するリスクは、健康診断やNDA検査からも、ある程度推測できます。

普通に考えたら、自分は体育会系で伸してきたとか、経験から推測する場合が多いでしょう。

自分はこのくらい働けて、これ以上は無理だと。

ところがブラック企業で自爆する人は絶えない。

経験則が働いていません。

産業医が何とかするしかありません。働く人たちの、健康を守るために」

この研究所を立ち上げたのは、医学界に参入するには、異色の経歴を持つ、ワタミン。

老人ホームの経営経験もあり、経験値は少なくない。

かつて従業員をいくらか過労死させたとして、スキャンダルになり、社会的制裁を受けた。ここまでイメージが落ちると、もう産業界で生きるのは難しい。

クソ、隠れ病弱野郎が、俺の時間を無駄にしにくさって。

ワタミンの元で、死んだ従業員はごく少数だ。やる気にあふれ、ピンピンしている社員だっていた。

過労死する病弱野郎は、事前に弾くしかない。

DNA検査や健康診断でハネられる、やる気のある労働者の権利を奪っている、という非難があった。

それは良く分かった。かつてエホバの証人にハマり、ワタミン・グループの創立後は、夢手帳という人参で、情弱の従業員たちを釣っていたのは、当の自分なんだから。

ワタミンは答えた。私は、全ての経営者に、過労死リスクのある体力弱者をハネろと言ったわけではない。

人には過労死する自由がある、これが、小汚い左翼連中の、経営者叩きに転嫁され、ことの本質の解決に、全く結びついていない。

体力そのものより、やる気を重視する採用方針だってある、とワタミンは言った。

過労死リスクの捉え方は、人それぞれだ。労働者サイドは、リスクを押してでも、金が欲しい状況もあるし、

殺人企業と呼ばれるリスクを取ってでも、創業したいスタート・アップ企業だってあった。

 

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