ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

イスラミック・ステイトはホモの巣窟6


イスラミック・ステイトにはよく、珍客が来る。というか、珍客が来ること以外に、イスラミック・ステイトの存在意義は無かった。

イスラミック・ステイトへの入隊希望者。食い詰めたジャーナリストに、人質志願者。

空なら、ミグとか型落ち系の戦闘機、陸なら変な戦車部隊。

で、今日の珍は女だ。
「イスラミック・ステイトに入りたい?」
「そうです。男気あります」
「お前、地元で何か嫌なことでもあったのか」
「別に。動画みてイイナと思って」

「お前な、ハッキリ言って、即座にテロに出される」
「そうですか。その前に1週間くらい、ロケットランチャーぶっ放したり、兵士とつるんだりできないですか」
「男連中に1人女がいると、和を乱す。それに、女子テロリストはインパクトあるから、最優先でぶつけたい。

お前は顔が良いから、尚更CNNなんかにデカデカと出したい感じだ。ジェイムス・ディーン似に継ぐ伝説になる。

だから、ここから中へ入るのは、死ぬってことだ。やめとけ」

イスラム女子は、顔が良かろうが、悪かろうが、あまり評価されなかった。ベールで隠さないといけないし、自慢の顔を出して、好みのパートナーを捕まえることはできない。

冥途の土産にCNNにデカデカと出ようかしら。どうしようかしら。

生れてから死ぬまで、自分を束縛する黒装束。蜃気楼も見えないくらい、砂漠の退屈な暮らし。

この状態を、誰のせいと明白に指摘することは出来ない。ムハンマドのせいかも知れないし、地球の南北問題のせいかも知れない。

盗んだ衛星電波で見た映画で、バージン・スーサイズなんてのがあった。退屈の末に自殺するどこかの白人5姉妹。

 

 

 

 

兵2は、女の臭いには敏感だ。女のいるところ、兵2あり。彼はスッとんできて、衛兵を押しのけた。

「そこの女、俺と入れ替れよ。

俺はお前の格好をして、ココを出ていく。お前は俺の格好をして、ココで男のフリをする。目指し帽とか被ってりゃ、分からないし、

胸は、ブカブカの服を着てれば分かりにくい。ついでに防弾チョッキつけて、手りゅう弾でも10個くらいブル下げて、分かりにくくすりゃあいい」

「お前、イスラミック・ステイトを辞めたいのか」
「俺は、女子のいるところに、生息したいなーって。このまま40歳まで、オッサンだらけのところにいたら悲しいかなーって」

「いつまで口からクソたれてんだ、お前。イスラミック・ステイトは入ったら二度と出れないのが基本だろ」
「そうなのか?出入り自由なのが魅力じゃないか?
だからこそ、テロリストが出たり入ったりしても、誰も気が付かない」

 

 

 


女性専用車両に女装して入るのが快感だと言う人は少なくない。

それでチンコが立つなどの獣属性がなければ、誰も気が付かないし、誰も気が付かない以上、とくに迷惑な趣味とはいえない。

女1はそういう快感を味わった。

戦闘服を着て、男連中に混じってイキがるという快感を。

ココは規律訓練をする施設ではない。

アナタが、次のテロリストに選ばれました。
行ってらっしゃい、ハイ、行ってきます、という気概さえあれば、迫害はされない。

女1は、兵2の言った通り、防弾チョッキの上に、手りゅう弾を20個くらいブル下げた。

「お前は体が小さいから、警戒心が強いんだな」

「間違って誤爆させんなよ」

目指し帽からのぞく、大きな双眸。

ツラの良い奴は、世界ニュースの広告スペースをデカデカと占拠する為の、貴重なテロリスト候補として、優遇されていた。

 

 

 

兵2は、故郷に戻り、ベールの女子に話しかけて歩いたから、眉を顰められた。首根っこを摑まえて説教してくる男連中がいて、

オラ、俺はイスラミック・ステイトにいたんだよ、とかいったら引っ込んでいった。軍法会議にでもかけに行ったのか。

「イスラミック・ステイトって、どういうところ?本当に、女は1人もいないの」

「どういうところでもないよ。見たままだよ。オッサン連中が戦車を乗り回して、ゴロ巻いてるところ」

「ホモなの?」

「穏健派イスラム世界にいるのと同じくらいの確率だと思うよ。バレたら、クビチョン」

「何で、イスラミック・ステイトに行ったの」

「暇だったから。面白そうだったから。でも気が付いた。俺は女子がいないとダメなんだわ。

一生あのオッサンの壁の中で暮らすと思ったら悲しくなって、逃げてきた」

イスラム世界は、どうせオッサンの壁じゃん」

「市場で野菜とか売ってれば、女子と話せるじゃん。聖職者になるのも良い、女が相談にくるから」

広告を非表示にする