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2:忙しいので書き殴りです、後で直します(すまん)

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

ロックバンド・インパール6

 

「バックストリート・クリムゾンさん、30日の、うちの方にも出てくれるんですよね。NHKどうでした?」

ティラノザウルスが親しくしているホジテレビのPだ。

Pさんは、何でNHKとか知ってるの。

俺たちがたまにシャバへ外出すると、何から何まで筒抜けになる。

「え、あれ、何か、どうなんでしょうね。この前、打ち合わせに行ったんですけどね。俺たち、ゴニョゴニョ」

ティラノザウルスは、こうして人にあらためて聞かれてみると、あの面接は不祥事だったような気がした。

かといって、もう一度再現して上手く行くとも思えない。相手の態度も悪かったし。

何しろ、スーツ同士で、ああなるなら、私服だったら乱闘になる。

ティラノザウルスは、不首尾に終わった先日の打ち合わせについて、ホジのPに話した。

Pはテンションが上がっていた。

「態度デカいので有名なんですよ、あそこ」

ティラノザウルスは安堵した。俺たちが社会不適応者ってわけじゃなかったのね。

「その面接の様子、隠し撮りでもしておいてくれれば、うちで流したのに」

 

 

 

 

アフリカから帰ってきてから、てんでついてない。傷痍兵みたいになってしまった。

中野は客人を目の前にして下級文化とかマイナーとかのたまった張本人だが、ションボリしていた。

こちらから出場を打診したメンバーに拒否されれば、面接に当たった自分の対応がマズかったと取られかねない。

中野は(彼にとっては)花形の報道局から、番組編成局のヒラに左遷されているが、順当に実績を積んで、出世コースに舞い戻るつもりでいた。

大晦日の国民的イベント(と上層部が勝手に思っているところの)、紅白の出場メンバーの1つ確保できないようでは駄目だとか、鮫島がハッパをかけていた。

珍しく爪を噛んだりして、こんな姿は誰にも見られたくない。

決して仕事ができないわけではないから、プライドは山のように高い。

音楽を取ったら子供以下である彼らを前にすると、イラつきが出るのかもしれない。つい、見下してしまう。


NHKは視聴者の歓心を買う為に、

落ち目になった芸能人などを呼んで、民放のチャラった風潮を取り入れたりしているものの、

報道人を志してNHKに入社したNは、それを理解できない人間の最右翼だった。

 

 

 

ホジテレビのPはNHKのスーツと違い、接待はお大臣だった。

ポケットマネー(多分会社の金)で、高い飲み屋に連れて行ってくれる。

「で、一旦土下座するんですよ」

ホジテレビPの言った、NHKのスーツたちを隠し撮りをして流すというアイデアに、ティラノザウルスは興奮していた。

ホジのPは才能があり、たまにバックストリート・クリムゾンのコンサートの演出のアイデアとかも、出してくれることがある。

バックストリート・クリムゾンの音楽番組への出演で知り合った。

ただ、この業界でいう才能があるは、必ずしも社会通念とは一致しない。

シャネルは、とくに真ん中に座っていた横わけのオッサンが気に入らないと言っていた。

右端のオッサンも、左端のオッサンも、ティラノザウルスにはあまり区別がつかなかった。

彼らは土下座自体は、慣れている。

土下座の1つもできないロックバンドは日の目を見ない。

よほどの天賦の才や、デカいバックなどが付いていない限り。

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