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2:忙しいので書き殴りです、後で直します(すまん)

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

ロックバンド・インパール12

 

「地域興し隊というのが、1つ、ある」

農水省の職員は、血走った眼で小沼を見た。

最近は、会う人会う人の、目が赤い。たまには澄んだ目が見たい。

彼らが何故寝不足になっているのかは、畑が違うので分からない。

聞き分けの悪い国会議員に殴りこまれたとか、書類の間違いでも発覚したか。目の前の椅子には、農水省総務省の人間が、居並んでいた。

「赤字になるんだかならないんだか、見当もつきませんけど」

再就職先を斡旋するのは、彼らの習性なのか。懇切丁寧なアフターケア。という皮を被った、体のいい使い捨て要員というか。

都市生活を華やかに彩ることを主な業務にしてきた彼らの広告事業のノウハウからは、総務省の田舎の広告代理店というものが、どういうものか想像がつきかねた。

アニメ神社?モンペギャルシスターズ?すばやく脳内を検索するが、しっくりするものは出てこなかった。

田舎の道路脇には必ず、業務スーパー50キロ先とか、車でお金、などというローンのデカい看板、などがしつらえてあるが、ああいうものか。

 


「田舎者の考えは、テレビなんか普及するからオラの村から人がいなくなったッペ。こうだよ」

「ふんならメディア網を切ったらどうかね」
「ますます人がいなくなるだけでしょうね」


「田舎賛美なんか、NHKがさんざんやってるじゃないですか。
まあ、あそこはえなりかずきみたいな若年寄りか、ボケかけた老人しか見てませんけど」

「ああいう番組は30年以上前からずっとあるけど、その間田舎はずっと過疎化してるんだけどね」

「NHKなんか誰も見てませんから」

「だいたい地域とか優遇し過ぎなんじゃないですか。

半分くらい潰れればそれで済むんですよ。採算性の上がらない地域は、リストラが必要です」

「それは素晴らしい。地方議員の前で聞かせてやりたいね」

「お前はいつからシンクタンクに転職したよ」

三村は、釈迦に説法とは言え、ヤケクソになってその場で就職活動を始めた。

「ここ30年くらい、日本の家電メーカーや大手スーパーが乱立して、共倒れしたの覚えているでしょう。

同じようなものを横並びで作っていれば、限られたパイの奪い合いになるだけです。

実際、全ての農村が本気で競争すると共倒れになるからってことで、戦後ずっと減反政策をやっていたのはまだ記憶に新しいでしょう」

「どこの農村を潰して、どこの農村に重点投資をするか、そういうことにすると、政治的采配が難しいのだよ」


ポリティカル・コレクトネスが霞が関を覆っている。

地方議員にはクレーマーが多いし、被害妄想を持ちやすく、彼らの機嫌を損ねると出世に響くことがあるし。

「無給で農作業をする若者が何人かいるだけで、票になるんだから、特にこっちの懐は痛まないですよ」

 

 

「君らは、競合するA社とB社に、もっと広告をやれば、売り上げが上がりますよって、半ば、脅すんだろう。

それで彼らを、過当競争のレッドオーシャンに放り込む。

彼らの一部は血の海に溺れて死ぬ。

コロッセウムで奴隷を競わせて上がりを搾り取る。

そういう君らが、人のことを言えたクチかね」

「人聞きが悪いですね。私たちは、広告を押し売りしてるわけじゃないですよ、向こうが頼んでくるんです」

「嘘つけ」

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