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2:忙しいので書き殴りです、後で直します(すまん)

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

マフマフ4


「そこのガキ、こっちへ来い」

統一反乱軍が村を制圧し、村の子供たちは、一か所に集められた。

大人たちは村で一番大きな長老の家の中で、縛られていた。

「こいつらを撃て。1人、1発だ」

兵士たちは銃を2つ持ち、それぞれの子供たちの側に立った。子供たちは茫然と立っていた。これから、何が起こるのか予測がつかない。

「撃つのは、このジジイどもだ。

間違っても俺たちを撃とうとは思うなよ。そんなのは、無駄だ。

お前らは素人だから、向かい合ったら、俺の方が早く撃つことができる。俺たちに刃向うのは自滅行為だ」

子供たちは、兵士の姿越しに、互いの顔を見合わせた。泣きそう。意味分かんない。

「誰でも良い、早い者勝ちだ。順番に撃って行って、最後の1人まで、吹き飛ばせ」

子供たちがグズグズしていると、反乱軍の兵士が、そばにいた兵士の1人を銃の底で殴りつけた。

その少年は、額から血を流してうずくまった。

「しょうがない小童どもだな。俺が手本を見せてやろう」

兵士は、長老を選んで撃った。心臓部へ当たったのか、老人は、音も無く崩れ去った。

「さあ、次はお前の番だ。嫌なら、お前を撃つ」

子供たちは硬直していた。

兵士の1人が、カルシャを引き寄せた。

「こんなのはどうだ。お前らが奴らを撃たないなら、俺はこいつを犯す。

撃たない奴がいたら、そいつ1人につき1人の女を犯す」

兵士はカルシャの服を引きはがした。少女たちから悲鳴が上がる。

ベンジャニは狂ったように渡された銃を乱射した。

多くは外したが、5人くらいに当たり、村の大人たちは倒れたり、苦悶の声を上げた。

恐怖に支配された少女の1人が、銃を受けとり、また人質たちに向けて乱射した。多くの大人たちが銃弾を食らった。辺りは阿鼻叫喚に包まれた。

 

 

 


アンゴラには、現在、コレといった共通の祝日がなく、クリスマスやメーデーを適当に祝う。

生徒たちは、
メイド服や着物、ゆるふわキャミソールにジーンズ、
ポケモンのキグルミなど、
日本からの古着の箱に入っていたものを適当に着た。

既にスーパーモデルみたいな子もいる。

アフリカで日本語を学ぶのは、レアな選択肢だ。卒業後の行先は、日本しかない。もしくは日系企業などへの就職、日本人観光客のアテンドなど。

向上心のあるアフリカ人は、普通は英語やフランス語を学ぶ。

ただ、アフリカには中古の日本車が多く走り、

かつての日本が、カラードの国家として初めて植民地支配へ抗議の鬨の声を上げ、手始めにロシアを撃ち、のちの英米連合軍には神風特攻隊を組織して、最後まで善戦した伝説が残った。

「この苺のついたケーキはグレートだね。日本人は、毎日こういうのが食べられるの?」

「日本人だって、イベントのときしか食べないよ。お金持ちは別だけど」

世界へ日本を知って貰おう、現地の向上心溢れる優秀な人材と交流しようという、右翼というのか左翼というのか、何ともつかない活動が存在した。

ユカの勤務先は、そういうグループの建てた学校だ。

一昔前に日本語教師の資格は流行し、人材が余っていた。

この学校は志願者が多く、大した給料はない。

ユカにとって、ひとつ400円くらいのショートケーキを買うのは結構な出費だ。だから彼女の口から出る日本の情景は、貧乏臭い。

 

 


マキオは退去命令を受け、安全と言われるアンゴラの大都市に移住したが、予備のスマホを渡したカルシャたちとは、連絡がつかない。

あそこは、内戦の傷跡の深い土地だった。あのまま日本みたいに復興していくと思っていた。大切に育てても、すぐに消えてしまう平和。

マキオは、植林やキャッサバの苗を植えた手の感覚を思い出した。ベンジャニやカルシャや、他の子供たちの笑顔を思い出した。真っ黒に日焼けした顔、白い歯。

夜、安宿の埃臭いベットで眠るたびに眼前に出現する、アフリカの大地。

マキオは、自分の経験と調査結果を、レポートにまとめ、インターネットに投稿していた。


アフリカは、人口の少ない時代の伝統で、焼畑農業があった。

畑を焼いて肥料にしても、そのうちにまた木は生えてくる、ただし、50年単位で。

アフリカで飢餓が発生し始めたのは、先進国の収奪と、その後の人道援助などで、過度に人口が増えたのが原因だ。

それから大規模プランテーションで単一作物の輸出を余儀なくされ、

時給自足の経済が破壊されたこと。経済理論でいう、比較優位の影の側面だ。


海外青年協力隊の手記は、恐らくよくあるんだろう。

この先、無力にも現地を退去せざるをえなかった自分の代わりに、アフリカで活動する日本人がいるかもしれない。

30年に渡る不景気が日本を覆っていた。

誰がどうしてこうなったのか、責任のなすりつけ合いは終わらず、どこをどう修理すれば社会が良くなるのかの意見は一致しない。

ハナから貧しいのが前提で、上を向けば青空しか見えない、アフリカの解放感は、日本には無い。

日本人には、今のところ、アフリカ人に無い知恵があって、

そこで仕事をしていると、天に多くを感謝する気持ちになった。就職面接で100社連続の駄目出しをされて凹んでいるのとは大違いだ。

その知恵は、下手をすると蒸発してしまうことがあるから、それは貴重なものだと、日本の人々に言いたい。

荒地から森林や農地を復元する技術、車や多くの機材を作る技術、人々とコミュニケーションを取り、戦争を止める技術。

 

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