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2:忙しいので書き殴りです、後で直します(すまん)

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

マフマフ7

 


フランスは統一反乱軍と組んでいた。もちろん、政府軍との戦闘行為自体には参加しない。

あとでバレたら事だ。

ただ、統一反乱軍と、レアメタル鉱山の開発契約を結んでいたに過ぎない。

だから一応、フランス外人部隊を派遣してあった。この事実を知る者は、少ない。

事情通があまり多いと、容易に外に漏れ、人権団体などから、バッシングを受けるハメになる。

何故、フランスが統一反乱軍を先物買いしたかというと、

久しく現地政府が腐敗していた為、マフマフの各地で反感を買っているという情報を得ていた為だ。

「たまたま側に駐在していたからって、日本から救援要請が来た?何ソレ」

「このレアメタル鉱山ってウチが日本に入札で負けたところですよ。断ったらどうですか」

彼は、何も知らない兵士の1人だ。

「それが、そうもいかないのです。マフマフに駐在していたフランスの外人部隊に救援を求めたと、日本政府は世界へ声明を出してます。

もし断られたら、アメリカの傭兵会社などを検討していると。

国際社会の許しが得られれば、本当は自前で出したいそうです」

「敗戦国はこれだから、全く。ボッたくったらどうですか」

「あんな金満国家、ボッてもしょうがないですよ。

フランスの外人部隊は、傭兵じゃないですよ、何か誤解されてるし、誤解もクソもないですが。

どうして外国籍の兵士を募集するのか?何の為に?

融通無碍、それがフランスの外人部隊です」

「フランスの外人部隊は、相手の足元を見てボルとか、人の命を値切っているとかいう評判が立ったら鬱陶しいよ」

「助けられる場所にいたのに、足元を見て断った、みたいな評判が立つのもどうですか」

 

 

アンゴラはマフマフの隣国だった。

ユカたちの教室に、珍客が来ていた。表通りには武器を満載したトラックが止まっていた。

教室の隅で肩身の狭そうにしているのは、紺の制服の男たち、わずからながら女たち。

「すみません、こんな物騒なのが来て」

ユカは彼らのことが気になった。マフマフのレアメタル鉱山人質事件はニュースで聞いていた。アンゴラは大丈夫なんだろうか。

「人質の人たち、大変ですね。日本は、こういうときに武力出動できるんですか?」

「できない。できないから、北朝鮮拉致被害者も取り戻せないし、イラクの人質も首を斬られました」

クリア・ウォーターという、ほとんどシャレで付けたとしか思えない会社名。ブラック・ウォーターのパクリなのか何なのか。

海外で無法者に狙われやすい会社役員とか、企業などが好きに雇う人々。

開拓先は全然競合していないし、弱小なので、ブラック・ウォーターからはシカトされていた。

防弾チョッキや重火器が、表のトラックに積んである。

「会社が私的に、私企業を雇った、ということですか。国のあずかり知らないところで」

「一応、そういうことになってます」

アフリカの日本語教師のユカと、対象を守り、自らの命を危険に晒すクリア・ウォーターの従業員。全く違う人種。

アンゴラは平和な地帯だった。街中で兵士の集団の姿を見ることは稀だ。

生徒たちが、物珍しそうに集まってきた。

が、彼らは何を話しかけていいか、分からなかった。

アフリカ人にとっての兵士、それは恐怖を呼び起こす忌むべきものだ。

ときに彼らを守ることもあるかもしれないが、

アフリカの警察の多くが、必ずしもクリーンとは言い切れない日本の警察基準でも、想像できないほど、腐敗していた。

賄賂を出さなかったという理由で、無辜の人を手に掛けるのは日常茶飯事だった。

 

 

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