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ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

マフマフ11

 

明日は生きているのか。それとも、明日は死体か。文明人を、神経症に追いやる状況。

アフリカの多く人たちがその恐怖にさらされながら、屈託のない笑顔を見せる。


「俺らは、アムネスティとか、各国のNPOとか、人権活動家に情報を流してる。

腐乱死体の積み上がった村に、ジャーナリストを入れたり。

だけど国連が出動するのは、しばらくかかるよ。

俺らは統一反乱軍とコンタクトを取ってる。

奴らの脳内では、俺らがレアメタル鉱山の利権を日本人から奪って、その代金をたんまり奴らに払うことになってるからだ。

装備をくれないかと言って来たり」

ここを訪れた、フランス外人部隊の人が、クリア・ウォーターの傭兵や、ユカたちを前に話した。

「日本政府に、身代金の請求が来たそうです。

が、身代金を払えば、その資金で、さらなる殺戮が行われることになり、人道的ではないし、多くの非難を受けかねない。

政府はこういうケースでどう対応しているか、各国にヒアリングをしています」

「身代金が取れなければ、殺すんだろう。次から誘拐ビジネスが成り立たなくなるから、見せしめで殺す。

あいつらに、次なんてのは、ないけど」

 

 

マフマフ統一反乱軍の素人部隊はアッサリ降伏した。

衛星写真などで確認し、人のいない地点を狙い、ロケット・ランチャーみたいのを撃ったり。その威力に、彼らは白旗を上げた。

レアメタルを掘る人夫は、現地人がほとんどだが、全てを任せると盗掘とかリスクが高い。

し、鉱物の種類を識別する技術なども持たなかった為、30名ほどの日本人が入っていた。

それら、全ての人質が解放された。


フランスの外人部隊と、その指揮下に入ったクリア・ウォーターは、マフマフの大統領府にも向かうハメになった。

ベンジャニを取材したジャーナリストが、「幼馴染の少年が、人質を救いたいと日本人に依頼」という飛ばし記事を流したからだ。

記事の横についた、自動小銃を抱えて涙を流している少年の写真。

ベンジャニは、外人といえば、目の前のフランス人ジャーナリストを除けば、植林に来ていた日本人しか知らなかった。スマホをくれたマキオ。

逃走経路とかは、これで分かる、ヤバくなったら逃げろ。ベンジャニは、その指示に従わなかった。

戦うと決めた村人たちを捨てても、カルシャと2人で逃げればよかった。

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