ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

華人警官4


外人恐怖症に掛かり、鎖国鎖国言っても、寒い。海外勢が成長し、日本が沈没し続けている、この状態で。

アメリカが鎖国するなら、そこをかっさらえばいい。ボーナス・ステージじゃーないのか。

ハア、日本人に、その胆力があればね。

アメリカ・ファーストの貿易政策なんて、自分ところは輸出するけど、輸入はしない、とか斜め上を行く俺様ルールを押し付けて来るに決まっていた。

気に入らなければ、買わなければいい、というのもあるし、何しろ、世界には190か国以上あった。

ケタ違いのGDPを持つとはいえ、日本はアメリカや中国の奥さんじゃないし、所有物じゃない。

アメリカは、買え、買え、言ってるけど、日本でアメ車はあんまり流行らない。

ヤーな方面がハッタリとステータスを示さんとして、あいからわずベンツに乗っていた。

何のステータスかは知らないし、誰が流行らせたのか知らないが。

ヤクザの車に、ハーケン・クロイツがついてないのがもっけの幸いだ。

日本のヤクザご用達なんて、ベンツが望んで作ったマーケットではない。

日本のヤクザは、不況や暴対法で、食い扶持がなくなって、海外に流出している始末だ。

 

 


「どうして私に構ってくれるんですか」

面倒臭い質問だ。

坂下はレイに、元々は某チャイニーズ・マフィアがやらかしているという噂の不法移の斡旋についての、捜査の為に近づいた。

「俺は警官だよ。中国の人たちの暮らしを知りたい。

警察は、日本人のことはだいたい、知り尽くしている。個人情報を管理しているんだよ。

嫌な国だと思うかもしれないが、それはレイの故郷と大した違いは無い。

だが、中国人コミュニティのことは知らないから、犯罪行為が野放しになってしまう」

レイが変な人、という顔で坂下を見た。

こういの、身分を隠して近づいてくるんじゃないの。

どうだろう。

レイの周囲には、身分を隠して近づいてくる人もいれば、権威を振りかざしてくる人もいた。

「私がこの辺のマフィアに、警官が近づいてきたと、チクったらどうなるんですか。夜道で撃たれて、山奥に埋められると思いますか」

「それはどうだろう」

この人、偽警官じゃない?何が何だか、分からない。

元々、右も左も分からない異国だった。

何も分からないのは当たり前だ、慣れるしかない。

目の前の男性は、紙で出来た警官の置物なんだ、大分、物腰が穏やかなのはそのせいだ。生身の人間にロクなのはいない。

 

 

警察の、セキュリティ・クリアランスには諸説あった。

かつて共産党員は、体勢転覆とソ連との癒着を恐れられ、ハネられていたらしい。

一方、創価学会は大丈夫。意外と多い。彼らは与党と組み、体制派に食い込みつつ、犬をやることを恐れない。

世の中、つるんで怖いことをしている、多くの集団があるが、上のほうでシメていれば大丈夫、ということらしい。

警察は、犯罪者の多いグループに近い犬も欲しかった。例えば中国人犯罪者対策。

盗みや殺しをやって日本の住宅街から逃走し、チャイニーズ・マフィアの跋扈する下水道を泳いだ挙句、中国へ逃げ帰られてしまったら、日本人には手も足も出ない。

スイスのクレディ銀行なんかが、やらかしたときなんかは、青い目の外人さんも欲しいな、なんて。

理想をいえばキリがないが、現実が追いつかなかった。

日本の警察は、閉鎖的でプライドの山だ。

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