ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

インダストリアル・ドリーム4

 

「ジャップが俺らの給料をダンピングかよ」

「ここの経営陣はジャップではありません。私は会社に頼まれただけです。嫌な役割は外人にやらせたほうが、いいでしょう」

「そう、ここの経営者は中国人で、その中には白人野郎もいて、アンタはジャップだ。だが俺たちにとっては、どっちもイエローだ。

クライスライスライスラーのところの給料はここの1、2倍くらいあるよ」

「メキシコでは20分の1です」

「それは、賃金格差があって当たり前だろう。俺がいくらバカだって、そのくらいは知ってるよ。

アメリカのビックマックは1000ペソで、メキシコのビックマックは100ペソだ」

相手は労組のボス、なのか何なのか分からない。

幹部は、警察からいちいち情報を貰ってるわけではない。

異国はそこまで親切ではない、

差し手を間違えたら、そこで試合終了だ。

部屋の隅のテレビで、煽動屋が、いつもみたいに分かり易く、日本車を叩き壊していた。

「ああいうパフォーマンスをやるかやらないかの権限が、あなたにはあります。全然バカとか思ってません」

「いくら何でも、大切な商品に傷はつけないよ。商売倫理の崩壊だ」

アメリカの半分くらいの自動車工場は既に外資だった。

アルファ汽車は重要拠点ではない工場の人件費は削り、アメリカの工員には福利厚生を約束した。消費者と労働者は、全くの別物ではない。

 

 

 

加藤はパンツ一丁で部屋をウロウロしてみた。自分の家には、無いものがいくつかおいてあった、キティちゃんのぬいぐるみとか。部屋の主出会い系で釣った女は加藤の腕を触ってきた。

「トモは結構、筋肉あるよね。力仕事なの」
「力仕事って何だよ」
「木材持ち上げたり、ブルドーザーに載ったり」
「俺はベルトコンベアーの前で待ってたり、スパナとかいじってるだけだよ。そういう要素は無いよ。フォークリフトの技術とか取った方がウマイのかな」
「所帯じみてるね。面白い奴」
「所帯じみてる奴って何だよ。所帯じみてない奴ってのは何なの」
「金貸せとかヤラセロとか言う奴だよ」

「俺もヤラセロとか言ったじゃん」
「まあ、そうだね」

彼女は裸のまま、布団の上でゴロゴロしていた。適当な女だ。女の裸は、こうしてみると、変な物体と思わないこともないが、

女を追いかけるクセは止められなかった。

生れて一番最初に裸を見た女は、ものすごく怖い女だ。

所帯じみていて、何か良いことあるのか。

加藤は後日、彼女に何度も電話を掛けたが、連絡がつかなかった。

彼女は携帯電話を洗面台やトイレに落としただけかもしれないが、加藤は一方的に切られたような気がして被害妄想が募った。

1、彼女は寂しかっただけ。
1、彼氏がいて、二股だった。
1、暇つぶしにテレクラに掛け、加藤の押しに負けた。

 

 


トランプの市場開放要求にドイツが放った、「売りたいなら、もっとマシな車を作れよ」は、コピペして蔓延した。

コレって直接言えないの。

ドイツが言った後だから、言えるんでないの。

ニホンノ首相の性格で言えると思うか。

仮に言っても、声が震えたりするんじゃない。

彼は多分、恫喝は自分ではできないタイプで、だから逆にヤクザの噂が絶えない。

トランプ・ゲームに、あっそう、あとで覚えておけよ、とか言われたらどうするの。

人種差別とか騒いでも、誰も気にしないフェーズに突入した。

もうキング・オバマの時代じゃない。

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