ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

indian anonymous14


アノニマスの幾人かが、ノコノコとインド2政府の元へ出頭した。アノニマスという犯罪者の摘発に協力します。

役人が給料は出さない、と言ったとき、彼らはザワついた。が、アノニマスの分際で文句は言えない。

義賊気取りだった俺たちは、元犯罪者だ、仕方がない。罰金払えと言われるよりマシじゃないか。

「衣食住は保証されますか」

「スラムのメシよりはマシだよ」

役人は畳掛けた。

「最近のスラム住人は贅沢だ。お前らよりいい衛生住宅に住むぜ」

 

 

 


レイモンドの甥のMBAホルダーは、サニーからアノニマス1の持ってきた土地ビジネスがポシャりそうだと聞いてガッカリした。

が、先に知っておいてよかった。あのままでは掘の中に行くところだった。

やはり、持つべきものは金持ちの友達だ。MBAホルダーは、サニーに感謝した。

MBAホルダーは、お礼のつもりで、前に訪ねてきたイタチの名刺を出した。

汚い政治家の名刺が、お礼になってるかどうかは不明だ。だが、アメリカ帰りの職がインド2で不安定なのはお互い同じだった。

有力者の名刺1枚でクビの皮がつながることはよくあった。

イタチは手広い、手広いから何期も当選した。

貧民からのし上がるなら、何かをやり過ぎるくらいでないと駄目だ。

「だけど、この名刺は、何に使うと思う」

「俺も分からないよ。会うのも怖いだろう。イタチは、噛みついてくるかもしれないし、握手をしたら指が3本くらい無くなるような手合いだ」

「ありがたくない名刺だな」

「ふんなら、返すか?イタチの名刺は、そんなに何枚もないぜ」

「意地悪なことを言うなよ。俺たちはどうせ、一蓮托生だろ」

 

 

 

「あの話なんだけどね」

レイモンドは苦り切った表情で3人を呼んだ。

「土地転がしですか。アレは無しになったんです。政府がアノニマスの摘発を始めたから」

レイモンドは肩透かしを食った。汚い手の政治家に、探りを入れた矢先だったからだ。

その政治家は、アノニマスなんか知らないという顔をしていたし、レイモンドが嗅いだところだと、大丈夫な臭いがしていた。

だが、黒い煙は発生するところには発生するのだ。火が燻ってる時点で、止めた方がいい。

「そうか。だけど、就職はどうするんだ。そのアノニマス摘発の仕事は、無料なんだろう。インド2政府らしい、ヒドイ話だよ」

「捕まらない為に、政府の犬を少しやってきます。他に対処法がない。アメリカが俺たちを見切ったそうです」

レイモンドは目の前に並ぶ若い顔を見つめた。

アメリカに切る切られないは、自分たちの世代に無い問題だ。

アメリカがバックにいないから、レイモンドはいつも汚い手と握手するハメになったし、大事なアンティーク家具に汚いケツを下ろされた。

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