ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

ダイヤルQ2イノチノデンワ2

 

赤軍派はリンチばっかりやってたよ」

「ソレ、右翼と同じじゃん」

「右翼はリンチとか、やるの面倒臭いだろ。右翼の人間関係は、そこまで密じゃないんだよ。

ネトウヨはただの依存心だ。

赤門を吹き飛ばして、本気で政権担当しようとか思ってるんじゃない。

だから、大して精密さを求められてないんだよ。個々の倫理さなんて擦り合わせるのは無理だ、対人距離を誤ったらゲバるに決まってる」

 

 

「ですが教祖、生きてどうするんですか」
「さあ、それはこれから考えるんだよ。それが生きるってことだよ」

「教祖がそんなんでは、駄目です。新興宗教には、まとまりが必要です。

新興宗教の信者は頭が悪いんです。手取り足取り、アレやって、コレやって、って言う人ばかりです」

「これから自分で考えようって人だけ集めた、頭の良い新興宗教を作ればいい」

「そうすると、また悪事に走るじゃないですか」

「それ、お前だけだろ。ここは山賊の巣窟かよ、地獄の門か」

「地獄への道は善意で敷き詰められてますから、違いますね」

 


山田たちは、笹川の机に花瓶を置きながら思った。

「つーか俺たち、何でこういうの止められないのかな」

葬式ゴッコは随分、古典的なイジメだった。

「誰も答えられない難問を吹っ掛けるアホは、次のターゲットだよ」

「逆だろ、洗練された問いは人を進化させる、本当だ」

学校の秩序なんか俺たちが作ってるんじゃない。ふんなら誰が作ってるのか。

あの担任にそんな力はないし、学年主任に至っては尚更だ。

だから、俺たちが作ってるよ。

「俺はそう思わない」

「不可視の圧力みたいのが掛かってないか」

「気のせいだろ、変なものが見えるなら、お祓いして貰ったほうが良いよ」

「だけど、みんなは1人のために、1人はみんなのために、だよ」

「だから、そういのが不気味なんだよ」

俺たちみんなで、コイツの為に花瓶置いてるだろ。

みんなは1人のために、1人はみんなのために、だよ。

 


いのちの電話のバイトっていつも一杯ですよ。

客よりバイト志願者が多い。

だったら、死にたい人って、そんなにいないんでないの。

応募者が無駄に多いんだよ、ソレも怖いだろ。

そのバイトが、ラクそうだからだよ。

怖くないよ。

だいたい、困ってる人を助けると言っても、営業先開拓するのとか面倒くさいだろ。

通りがかりの人は、何者か分からない。

性格悪いかもしれないし、粗暴かも知れない。声を掛けるのが怖い。

それがいのちの電話だったら、応募して電話の前で待っていれば済む。

こっちから、死にたいですか、って一件一件回るわけにもいかないし。

だったらいのちの電話のバイトやらないで、客として電話すればいいじゃないですか。大人しい羊と温和に話したいだけなんだろ。

性格悪くない、粗暴じゃない奴と。地雷とかドムでない奴と。

出会い系でないから、ドムかどうかは、どうでも良い。ただドムは体脂肪率から見たら、山で遭難しても、すぐに死にそうではない。

羊と会話したいニーズ、電話代しかかからない。命の電話はQ2じゃないんだし、高い通話料金は取らない。

バイトは応募者が多過ぎて、ほとんど無料っていう噂だった。掛ける方と受ける方、どっちになっても変わらないです。

そうすれば需給がバランスして、完全雇用が成り立つ。