ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

パチンコ、岸ンジャー2

 

「左翼の多くが、官製ゲリラだと思うか」

「昔、007にオクトパシーってのがあっただろ。タコ女か、蜘蛛女か、忘れたよ。

その女が、敵だったのかボンド・ガールだったかも、忘れた。

イギリスの映画でも、そうなんだよ。人類に普遍的な行動だ」

ネットゲリラ2は、辺りを見渡した。IZは空気が美味しい。俺たち何、やってんだろう。

ここは、そんなに胡散臭い喫茶店ではなかった。地元の人たちが笑談する、日の当たる一角だ。

変な結界が張ってあるのは、このテーブルだけではないか。

お前、前に得体のしれない白人のオッサンから、岸ンジャーっていう名刺貰ったんだろ。盗聴器とか、つけられてないか。

俺は、お前としゃべるの、嫌だな。

大丈夫じゃないの、盗聴器なんて、つけられるならとっくについてるよ。俺たちが胡散臭いのは、昔からだ。

ネットゲリラ1は、テーブルの隅にあった、砂糖の瓶を、裏返して見た。盗聴器なんて、そんなガラスの表面にはつかないよ。

「お前はオクトパシーってより、吸い付き太郎って感じだろ。

地面を延々と不法占拠して、相手がウンザリして逃げてくのを待つような手合いだよ」

「俺は執着心強いよ。お前みたいに、霞を食って生きてない」

「そう、俺は執着心無いよ。

お前は100年後も亡霊になって、地面に吸い付くつもりか。日本列島全体が呪われそうだよ」

 

 

 

コレは俺が対応した客だ。仕方無い。

お気に入りの女の子の接客室のドアを蹴る迷惑客に、恐る恐る近づいたネットゲリラ2の眼前に、違う客がヌっと出てきた。

何なんだ、これ以上、状況をややこしくすんなよ。

暴れるオッサンの肩に、手が置かれた。

「兄さん、あんまり迷惑かけんなよ」

ネットゲリラ2は困惑した。

ええ、こんな奴いたっけ。この店は、客トラブルの用心棒にヤクザを雇うほど、資金が豊富でなかった。

家出少女みたいのをネットで集めて、何とか開店にこぎつけた、適当な店だ。

スタッフは女の子を、直感で選び、彼女たちにあまり詳しいことを、聞かなかった。身分証も求めなかった。よって、ガサが入ったら終了だ。

つまり、未成年率が高いってことだよ。

だけどソレを堂々と客引きのチラシに書いたら、マズイことになるだろ。

だが、ロリコンは目ざといので、そういう店をすぐ嗅ぎ付けた。

ソレ、何の臭いなの。ロリコンの客が臭いからじゃないの。

 

 

ネット世論を作り、特定勢力を援護射撃をする、ネット・サポーター、ネトサポは、誰かが適当に作ったネーミングだ。

だからネトサポ行為を本当にやっていると見なされているところ、統一教会とか創価学会とか共産党とか5毛のアルバイトが、彼らを何と呼んでいるかは不明だ。

以前は、チーム世耕と呼ばれていたらしい。

世を耕すからではなく、担当の要人が、本当に世耕という名前だっただけで、深い意味がない。

そういう隠語は、アンコンとか、いろんなのがあった。アンダー・コントロールか、水面下の影響力か。

だが、コレはコレで、暗君とか、重安根とか、響きが悪いのが最高だ。

重安根は、かつて韓国へ赴任していた明治建国の志士、伊藤博文を殺した、韓国の英雄だった。

ネトサポ1は、敵と指名された、インターネッツのページを開けた。

ネットゲリラと書いてあり、なるほど壺の悪口が満載だった。

ダイアリアって医学用語だよ、ポリティカル・コレクトじゃない気がした。

が、万一の際に腹を下してトイレに駆け込む司令官を戴きたくないという、政治漫画、ゴーマニズム宣言のスタッフの主張にも、一理はあった。

ソイツのオヤジは、飲んだくれのロクデナシらしい。

人は誰かに何かを投影して生きている。ふんなら、俺は何なの。

俺は首相とか、会ったこともないし、知らないよ。